第556話 ryt

「美味しいから高くてもいい。そういう考えもあるけれど。でも、素材や、料理人さんへのお礼や、店員さんへのお礼ではなくて

ほとんど、関係ない人達の中間搾取、つまりまあ、ピンはねだとしたら?」と

アメリカの神様は言う。



「それは、暴動ものね」と、フランスの女神は言う。




「そうだろう。でも、このシチューはわからないけれどね。この国の人達は暴動も起こさないんだ。派遣、なんて言う中間搾取もあるし

持ち株会社なんて言って、働かない人達が高い給料を取っている。日本の鉄道や、郵便はそういう組織になってしまった。」と、ドイツの神様ははっきりと言う。





「それで、わしは国際会議に出るつもりになった」と、めぐの国の神様。





わかった。と、アメリカの神様も合点。





笑顔になった。

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