第533話 Richard Tee

めぐは、もう一度眠って

リサの夢と一緒に バンドしようかと思った。


でも、リサは起きだしてしまっていたので



(笑)


めぐはひとり、夢の中を漂っている。



そのうち、ゆらゆらと



どこかの、ミュージカルスタジオのようなところにたどり着いた。




コンボの4人は、ギター、ドラム、ピアノ、ベース。




ドラムは白人の大男で、カーリーヘアのブロンド。




スティックを4本持って、重いサウンドを

叩く。




それは、Take the "A" train。



タイトなドラムに、ピアノが絡む。



ピアノは、太った黒人で



やっぱりカーリーの黒い髪。



両手を大きく拡げて、ビートを叩くように



メロディー。



かと思うと、軽やかな風のようなオブリ。






めぐは、、圧倒された。



それは、R&B。




本物の音楽って、こんなものだったのかしらって

めぐは思った。



自由な気持ちになれる。





自分たちが感じていた、ロックの開放感とは

少し違う。




でも、素敵なサウンド。

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