第522話 Free
ふたりの神様は、話ながら
エスカレーターを見た。
広いエスカレーターの、片側を開けて
狭苦しく並んでる(笑)
「なんだあれは」と、アメリカの神様は笑った。
エスカレーターは歩いてはいけない、と
書いてあるのに
空いているとこを、顔つきのおかしな
人々が歩いていくので
ぶつかりたくないので、片側を開けてるのだ。
「あれがジャパニーズの現実か」と
アメリカの神様は言った。
アメリカにはあんなのはない、と言いながら。
「そのようじゃの」と
めぐたちの神様は言った。
明らかにおかしな、悪い心が憑依している
連中、顔つきからしておかしな連中が
ジャパニーズを蹂躙しようとしているんだろう。
そういう連中が、コンピュータネットワークを使って
善良なジャパニーズを侵している。
そう仮定すると、アメリカの神様は
「それは、自由に解放してやるべきだ。
国際会議場で主張してやろう」と
フランスの神様にも言おうと、コンピュータを出した(笑)。
「こういう時に使うなら、便利なものさ」と。
めぐたちのしらないところで、こんなことが( ^∀^)
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