第401話 ひとののぞみの喜びと

まあ、喜怒哀楽を以て生きるのが

人間らしい生き方なので

なんでも魔法で解決するのは


おもしろくない。



それはそうで、なので

神様も黄昏れるんだろうけれど。





その渦中にある人間は結構、悩みから

逃れるために魔法でもなんでも使おうとは思うのだろう。







喜怒哀楽は、後で回想する時には

懐かしいものだったりするが



その最中、あるべきなのは楽と喜、くらいだろう(笑)。










めぐたちを乗せて、列車は最初の停車駅に着く。


首都圏最後の停車駅だから、

ここでミシェルが下りれば、家に帰れる。




「ほんとに乗ってくのね」と、Naomiは言い




じゃ、おねーさんと寝よ(笑)なんて

またふざけて、ミシェルに抱きつく真似をすると

さすがにミシェルは、そのNaomiの腕をすり抜けて(笑)。


すこし恥ずかしそうに、寝ます、と言って



ひとり個室「ソロ」の方へと歩いていった。





Naomiは、にこにこして「つまんないなぁ」と。




少年好きなんだろうか(笑)。







れーみぃは「ミシェル、いい子ね。

お姉ちゃんを心配してるお母さんを気遣かって、出てくるなんて」と。




めぐは、うん。と頷いて。





まあ、だけど

めぐの恋人には、ちょっとできないタイプだったり。





恋愛って残酷なものだけど、それは仕方ない。





今の時点では、って事だけどね。(笑)。

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