第14話自業自得
あれから一週間が経過した日の昼下がり、私は朦朧とした意識でベッドに横たわって唸っていた。
兄や親は自宅を出払っており、私だけが取り残されていた。
明け方まで起きており、連日の猛暑に不規則な生活を送っていたことが重なり、現状に至っていた。
視界が悪く、眼に入るもの入るものがぐにゃりと揺れていて、気持ち悪い。
エアコンの冷房が効いているが汗がだらだらと吹き出してもいて、最悪の気分を味わっていた。
枕元に置いていたスマホが鳴り出し、スマホに手を伸ばすが手に取ることに苦戦した。
「もっ......しぃも、しぃ。おはよ──」
『もしもっ!芽愛っおはようじゃないよ!体調、悪いの?声がふわふわしてるみたいだけど......』
「そんなぁ~こぉとはぁ~なあぁいぃけどぉ~」
『心配だから今から行くからね、芽愛っ!』
スマホの向こうから聞こえる声はそこで途切れ、プツッと通話が切れた。
だ、誰だったけ......さっきの人......?
意識を失う私だった。
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