5月5日Ⅵ(8)

楽しい時間はあっという間に過ぎ去り時計の針は17時を指していた。

パロパロで遊び、浜名湖周辺のお店でうなぎ丼を食べ、午後もパロパロを満喫した。

18時に愛奈さんの実家に向かえばいいらしいが。

どのくらいかかるのだろうか。

「じゃあそろそろ目的地へ向かう?」

「そうしよっか」

詩歌が時計を見て移動の提案をしてくる。

「じゃあ私タクシー呼んどくね」

詩歌はスマホで電話をかけ始めた。


正直なところ、今から何をするんだかよくわかっていない。

なんか愛奈さんのお父さんがチームになる私たちを見ておきたいとのことだが、粗相をしたら首切られるとかないだろうか。

マナーとかゼロに等しいよ私たち。

人選間違えてやしないかね。


「15分でタクシー来るらしいから、向こうに着いたら18時45分くらいかな」

「わかった」

時間配分的には申し分ないだろう。

「じゃ座って待ってよ」

「そうするか」

タクシーが来るまでの15分、タクシー乗り場で時間を潰すことになった。

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