4月15日Ⅳ(2)

なんでこんな例を出したのかと言うと、勿論私と神坂さんのことがあるからだ。

ふと思ったのだ。

今の関係は、どれに当たるのだろうと。

今まで私が語ってきたのは、全て私が見てきたことだけで話をしている。

いわば実体験は0なのである。

だから、参考例がないためよくわからないが、どうやら3つ目の例な気がしてならない。

自分で言うのもなんなのだが、彼女とはよく気が合う。

「天に在つては願はくは比翼の鳥と作らん、地に在つては願はくは連理の枝と為らん」とやらな気がする。

神坂さんはなんでも私のことがわかっているのではないか、そんな気がする。

まだあって数日しか経っていないのに。

不思議だ。


そんなこんなで私は神坂さんのおかげで、楽しい高校生活を送れている。

これはぼっち卒業と胸を張ってもいいかもしれない。

ふふ。

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