せかぼくラジオ 第5回-ゲスト フェリシオン神父・ルース
ダンタリオン(以下ダ)「今日のゲストは、『神のしもべはかく語り』より登場の教会組だ」
ルース「よーす、元気?」
フェリシオン「お久しぶりです」
秋葉「なんか一人足りないけど?」
忍「そこは私たちにとっても察した方がいい」
ダ「教会って言っても、敵対する天使が無差別殺戮してるから、日本では盲信者でもない限りは保護対象な」
秋葉「ルースは保護どころか自主的に行方不明になってて遊び歩いてただけってオチだっただろ」
ルース「教会になんかこもってられないから(ぶーぶー)」
司「フェリシオン神父はその後、何をしてるんですか?」
フェリシオン「私はふつうにボランティア団体に属して、困ってる人を支援しているよ。もっとも私も衣食住は支援される側だけどね」
一同「……(神父っぽいなーふつうに神父っぽいなー)」
ルース「オレも!三食昼寝付きで清明の術者組で参戦!(←神父。破壊魔)」
ダ「直接会ったことはなかったが、何か、こいつとは気が合う気がする」
秋葉「まぁ分かる気がするよ」
忍「ルースは教会ではご法度とされている魔術系をバンバン使う人だから……」
フェリシオン「彼はあれでも回復系も使えるよ。ところで、シスターマリアは……」
ダ「その名を呼ぶな! 忌まわしい!!」
シスターバードック「(バン!)フェリシオン様! お呼びになられましたこと!!?」
ダ「どっから出てくるんだ!呼んでねぇ!」
バードック「忌まわしいという言葉が聞こえたようですが、フェリシオン様の前のこの悪魔が忌まわしき存在ということでよろしいでしょうか。退治してしまってもよろしいのでしょうか?」
秋葉「退治ってなんかすごく言葉が小さい子向けっぽくないか」
忍「討伐とか退魔とかいう言葉からずいぶんグレードダウンされたよね」
フェリシオン「いや、今日はゲストに呼ばれているだけだから……」
ルース「姐さんが来るとややこしくなるから呼ばれなかったんだろうが」
バードック「問題児であるルースさんに言われたくないですわ。第一これは、ややこしい以外の何物でもない状況ではありませんこと?」
ダ「お前がややこしくしている」
ルース「そうだよ、日本はいいぞー? 共存共栄。食べ物美味しいし、人のために働かなくていいし」
バードック「ルースさん。それが神父としての言葉なのですか(ぎらりーん)」
ルース「お、来るか? 肉弾戦は久しぶりだぜ!」
司「公爵とルースが気が合いそうってこういうことじゃないのか」
忍「敵が共通している」
秋葉「いや、むしろシスターの敵認定の基準が明らかになった感じしかないだろ」
忍「シスターがあれくらい抹殺したがるのは公爵とルースくらいだからね。でも二人とも言ってることは天誅くらわされても確かにしょうがないかなと」
秋葉「そうだな、ほっとこ」
司「いつもこうなんですか?」
フェリシオン「まぁ、いつもこうなんですけど。シスターは暴力はふるいませんよ?」
一同「!?(なにーーーー!!?)」
フェリシオン「我々が相手にするのは、悪しきものだけですから。シスターは慈愛に満ちた立派な聖職者です」
バードック「まぁ、立派だなんて……わたくしなどフェリシオン様に比べたら……。ルースさん、肉弾戦なんて野蛮ですわ」
ーシスターバードックに攻撃の意思はないようだ……
ルース「……姐さんが先に喧嘩売ってきたんだろが」
ダ「この手のひらかえした態度はなんだ」
フェリシオン「シスターマリア、公爵も悪しきものではないから、話はできる人だよ」
バードック「そうでしたの……申し訳ありません。わたくし、あまり面識がなくて……」
一同「……(いや、あるよね、結構あるよね。会うたびに死闘繰り広げてるよね)」
フェリ「あ、時間は大丈夫でしょうか」
ルース「姐さんフェリの前だと猫かぶ……」
ピッ ヒュッ ドビシっ
一同「……(時計を見たフェリシオン神父以外の視線が、ルースの横の壁に空いた小さな穴に集まっている)」
フェリシオン「おや? シスター、イヤリングが片方……」
バードック「まぁ、いやですわ。いつ失くしてしまったんでしょう」
秋葉「……(いや、いつっていうか…)」
忍「……(これだよね)」
司「……(弾丸並みの威力だな)」
フェリシオン「それは大変だ。探すのを手伝います」
バードック「いえ、また買えばいいだけのことですわ。せっかくですからこれを機会に親睦とやらを深めましょう」
フェリシオン「シスター……」
ダ「おい、あの神父騙されてるぞ」
ルース「親睦深めたいのあそこだけだからいいんじゃねー?」
秋葉「教会って……なんか大変なんだな」
ダ「これ以上関わりたくないから締めるぞ。今日のせかぼくラジオはここまでだ。次回は趣向を変えて、各自の服装について触れていくぞ」
忍「設定画の話ですね」
ダ「楽しみにな!」
解散。
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