第4話 ダンジョン探索!
その後の探索も順調で、道中またスライムに出会ったが難なく討伐、持っていたナイフでソードスラッシュや魔力弾も試したがなかなかの威力だった。
レベルも4まで上がった頃、ついに出口を発見した。
よし、出口だ!!
外に出ると周りは山で、前方に通ってきた道があるので一安心する。そこからは景色がいいので街並みを眺めるとところどころで煙が上がっている。家が心配だと思い電話をかけようとしたらまな脳内にアナウンスが流れた。
初めてダンジョンから生還しました。
称号 逃げる勇気のあるモノを獲得。
さらにマップを獲得。
また称号か、とりあえず家族に連絡だ!
プルプルプル、プルプルプル、ガチャっ
「もしもし!?かあさん!?そっちは大丈夫!?」
「はーくんこそ大丈夫なの!?こっちはダンジョン?が出てないらしくて安全だけど国から警報が出てるわよ?自宅待機や学校で待機になってるらしいけど、大丈夫なの?」
「はぁ、無事でよかった!俺なら大丈夫!まだ危険か分からないから家から出ないようにね!?帰れる時に帰るから!」
と、いい電話を切る。安全なことがわかったので安堵する。
そして先程得た称号とマップを確認する。
逃げる勇気のあるモノ
…ダンジョンでモンスターを倒しダンジョンから生還したモノに与えられる。俊敏性が1.1倍される
こういう系ね、そして、マップ!
すると周辺の地図が表示され目の前のダンジョンは、、スライム迷宮、らしい
さらにここから見える大きな街の方にはゴブリン迷宮とかかれたダンジョンがある。
時間はあるしサバイバルグッズは十分なのでもう一度ダンジョンを散策することにする。
ダンジョンに入りマップを使うとダンジョン内のマップが表示された。どうやら通ったことのある道を表示してくれるらしい。
俺はマップなどはきっちり埋めたい派のため通ってない道をしらみ潰しに通ってマッピングしていく、どうやらそこまで広くないらしく下に降りる階段を含めマッピングを終わらせた。だがマップの右上に一部屋くらい分の隙間がある。そこが気になり周辺を調べていると壁に妙な膨らみを発見した。
トラップだったら怖いと思いアイテムボックスに入っていた石、もとい、スライムのドロップの魔石を投げつけてボタンを押してみる。
野球はあまりやったことないがたまたまなのか、才能があるのか、二回目の投擲でボタンに当たることができスイッチが起動する。
すると壁が動き出し一つの部屋が現れた。
そこでまたアナウンスが流れる
スキル 投擲を獲得しました。
あ、はい、なるほどね笑
そんなことは置いておいて俺はその部屋に慎重に足を踏み入れる。
目の前には宝箱が、、明らかに怪しいと思い念のためもう一度先程投げた魔石を拾いなげてみた。なにも反応がなかったため宝箱に近づき開けてみると、、、
スライムソードを獲得しました。
スライムソードというものを手に入れたのだ。
さらにアナウンスが流れ、
初めてダンジョンにて宝箱を開封しました。
称号 運のいいモノを獲得。
まぁ想像できてたけどね…汗
そしてスライムソードを装備しステータスを確認する。
硬原鋼 19歳 Lv.006 職業 剣士見習い(第二職業 魔法使い見習い)
物理攻撃力 28(+2.8)
魔法攻撃力 6(+0.6)
防御力 24
俊敏性 25(+2.5)
魔力量 11
器用 82
運 79(+7.9)
スキル 鑑定 アイテムボックス ソードスラッシュ 魔力弾
称号 初めてのダンジョン
勇気あるモノ
初めてのモンスター討伐
力あるモノ
努力するモノ
逃げる勇気のあるモノ
運のいいモノ
装備 スライムソード(B)
…対スライムに対して倍のダメージを与えることができる
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