【なろうで20万PV,thks!!】放課後はダンジョンに行って憂さ晴らしのつもりがいつの間にか学園最強になってたことに気が付かなかった
第百三十六話 ムータンの引越し先のまちづくり (やっとまったりに戻る、、、)
第百三十六話 ムータンの引越し先のまちづくり (やっとまったりに戻る、、、)
ユータとドーラはドラゴニアに残っている。日本にはたまに顔出せばいいし、、ムータンもその時でいいだろうし、、。
朝食後
「なので、今日は先日行ったムータンの引っ越し場所で、もーちょっとどうにかしようと思います」ユータ
「どーにかって?」ドーラ
「うん、あのままみんな来ても、寝るトコもないよね?」
ああ、だよなぁ、、
「・・ムータンって、人口どのくらいあったっけ?」ドーラ
「・・さあ?」
・・・
(だんますぅううう!!きこえるーううう???)ドーラ
(だから怒鳴らなくても聞こえますよー、、)ダンマス
(ああそうだったな、、あの、ムータンの人口ってどのくらいなの?)
(ちょっとまって、、・・・・40万人くらいだそうですよ?世帯数だと5万世帯くらい。殆どが農業、牧畜、林業だそうです。高地には2割程度、王宮も高地にありますね。おねがいしますねー!!)
ダンマスはドーラとユータが何を始めるのかわかった様子だ。
「うん、丸投げされたな」ドーラ
「だねー、がんばろー!」ユータ
おう!
しかし、どーして念話が通じるのだろう?、両方とも魔力が半端ないっていうのはわかるけど、それにしても異世界間だぜ?(ドーラ)
だよねー、なんか中継所とかあるんじゃないの?(ユータ)
・・・・ああ、ダンマスか、ユーリならやってるかもなー、、、
などと話ししながら土地を均し、大通りを中心にして通りを作っていく。
ユータもドーラも離れてそれぞれ作業しているが、念話で雑談ができるので、のんびりまったり進めていく。
そのほうが気づくことも多いし、全体的に見る余裕も出て、より良くなる。
気づいた時点で手直しをしておく。
「あ、こっちって、雨多いのかなぁ?」ユータ
「そうだな、、訊いとくか、、」
シュン!
と、ドーラは海岸の保養所に出る。
浜辺では皆遊んでいる。海でも泳いでいる。人魚と水遊びしている子達もいる。いつの間にビーチボール?まぁダンマスだろうけど、、
水着は貸出だ。向こうから買ってきたな、ダンマスが。
いろいろ気付き、勝手にやってくれるダンマス!!
有り難いコッテス!!
「よー、げんきー?」
開けっ放しの玄関から宿の一階の食堂に入る。
「あ、ドーラ、どーしたにゃ?」
「あれ?ニヤ、どーしたの?」
「たまには顔だすにゃ!」
「海産物か、、、」
「・・・・・鋭いやつニャ、、」
そうか?誰でもわかるだろ?
「そうそう、、ここいらって雨多いの?」
「おーいみにゃー、、ここらって雨おおいかって?」厨房の中に怒鳴るニヤ。
「夕立くらいっすー、、いっときにときくらいっすー、すげーダダ降りっすー!」
「だそうにゃ」
「ありがとう!んじゃな!」
シュタ!!
シュン!
「ユータ、夕立2−4時間くらいじゃね?海辺で」とドーラ
「んじゃ、通りは路地まで石畳で大きめの側溝かなー?」ユータ
「ああ、一気に短時間で降るんだろうしな」
・・・・
「高地のほうはどうだろ?」ユータ
「・・・積乱雲だと高地も降るな、豪雨な夕立。でも普通の雨雲だと1000m以上無いよな?」(500m-2000mらしい)
まぁ、対策しておくに越したこと無い、となった。
特に高地は川がないので、森の下側に、雨水がでかい池に成るように数メートルのゆるかやなでかい穴を掘っておく。でかくなったドーラの足型が丁度よかった。排水用に小さな枯れ川もうねうねと作っておく。直線だと勢い出ちゃうし、後々何かに利用するならそのほうが良いだろう?とかで。
下側の土地は、西の国境の川の上流の方から、でっかい用水路を引く。森を切り開いての畑地なので、水をバカ食いはしないはずだが、大きめだと船の通行にも使えるので便利だ。それを街の外に沿わせながら、国境と国の中心部の間くらいを通し、西の川の下流に戻す。
川は水面が低めなので、土手は低くしておいた。区画決め終わったら橋をかける。
途中に溜池をいくつか作っておき、灌漑や養殖に使えるようにしておく。
街は王都を中心に、高地に30箇所、下に80箇所くらい余裕を持って作る。ほぼすべての街が農業のはず。畑の位置に川や溜池が接するようにしておく。
下は農業や漁業(魚の養殖)だとしても、上も農業するだろうけど、水があまり多くない。林業と、一部牧畜だろうか。
牧畜は農業やりながらの休耕地で放し飼いが効果的なのだが。
高地には川が無いので皆井戸だ。
涼しいから、人が入ってから温泉を掘ろうとユータは思い、ドーラに言った。
下は結構暑いので、確かに下で温泉はきびしーなぁ、上はちょうどいいな、とドーラも賛成。
でも高地と言っても、南なので日光は強い。日陰に入れば涼しいので、農業には良いのかな?
あと、ここいらは海辺を除いてそれほど湿気は無い。
向こうのムータンはもともと高地が多く、低地も内陸で盆地でもないため、湿気は少ない。暑く湿気があると非常に生活がしにくいが、湿気がないために、体調への影響はマシな方だろう、と2人は思った。
実際、2人はムータン王宮(高地)にいるときはとても過ごしやすく感じた。
半月ほど掛けて土地を整備した後、街の大通りから枝に通りを作っていく。大通り同士の交差点はロータリーにした。
王宮前には、ムータン王宮前広場の倍程度の広場を作った。
王国騎士団用の場所も、王宮の前側に用意した。(現在のムータンには軍は殆ど無い)
時折ダンマスがやって来て見ていく。「いいですねぇ!」としか言わないので、まぁ良いのだろう。
そして、やっと建物に取り掛かり始めたのは一ヶ月もたった頃。
「王宮どうする?同じくらい?それとも、、」
「ああ、でっかくしておくほうがいいだろうなー、向こうのあれじゃーこっちの世界じゃ小さすぎて地方領主だ。」
質素というのは、判るものがみればそこが良く思える、と言える現在のムータン王宮だが、やっぱ国民には
”強くカッコよいウチの王様”であってほしいだろう。それがこっちの世界。
それに加えて”賢く、甲斐性あって、優しい”であればもう王様としては最上だ。
王宮は、それの一つの体現でもある。でっかくしても、内部を謙虚にしておけばいいだけだ。豪華に見せつけるのは、式典をやったりする広間と、客間だけでよい。
こっちの世界への移転には、完全王国にするように、とドーラは条件つけようと思っている。
でないと、ドーラと王との同盟は不可能。ドーラは基本「王と王との個人の同盟」もしくは「王家と王家の同盟」にしている。それだとその一生において責任を持つのだ。
あと、軍。”こっちの軍”にしなければならない。騎兵と歩兵。剣と槍。
なので、馬は引っ越しが決まってから用意し、今は装備をある程度用意しておく。
剣、練習用の木剣、盾、槍、弓。
「銃?使ってもいいけど、弾無くなったらどうするの?」だ。
”剣と魔法の世界”なのだ、こっちは。
一般用の用具。事前準備しておくもの。
荷車、水桶、たらいなど、新品の方がいいもの。持ってくるだろうけど、ほとんど古いだろうし。
(寝具等は移転決定後)
一般家屋等。
4件で1つの井戸。
家は平屋、平均8人の世帯なのでそれなりに。土地があるので平屋のほうが使いやすい。年寄りや小さな子にも安全。
一件の敷地は街なかでも大きめ。庭は家の数倍。自家消費の菜園を端に作れる程度。
各家、台所に窯を2つ。
屋根は木。基本屋根裏は作らない、暑いので。
裏に物置を作っておく。
ドーラとユータは網戸も作ってみたが、いまいちなんでテイナに丸投げしてみた。そのうち良いのを開発してくれるだろう♪!
「今思ったんだけど、、この世界って、蚊が居ないんだよね?」ユータ
「あー、そう言えばユータんちとか、いるよなー。、、、神様仕様なんじゃね?魔獣とかわかりやすく退治しやすく、活用できるモノを与えてくれて、うざいだけのは産まれないようにして、とか?」ドーラ
「イイ神様でよかったねー!」ユータ、素直である!!
ハエがいるのは、幼生(うじ)による死骸処理のためだろう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます