第百三話 お約束のお姫様達


歌声が聞こえる。

あれ?夢じゃない?


「おまえら、、は?」

ドーラの声、、


「このお方たちはスターシャ姫とナターシャ姫であられる。」

おっさんの声。

(後々判明するが、嘘8割)


ユータが眠い目を開けて見てみると、、ライト(魔法)の光に照らされてる人魚?達、、、


「ああ、お約束だねー!」

とユータが喜んでいるのを

「しーっ!!だめでしょ!それ言っちゃっつ!!!」

とドーラ今回まじ焦って止める!


「なにをっつ!!我が人魚族を愚弄するのかっつ!!」おっさん人魚


「あ、おっさんの人魚だ、、みたいくない生き物No1だよね毎年!なんで人魚達は許しておくのかな?」

ユータ。

・・・・最近、辛辣だね?ユータ、、、、


「「・・・・・・」」

姫と呼ばれた人魚2人が、そのおっさん人魚を凝視する、、、、


「あち!あちち!あち!あち!あちあちあちあちいいいいいい!!」

おっさん人魚跳ねまくる!!

何がどうしたんだろ?

燃えていないけど?


「ひ!ひめさまご勘弁を!オウチっ!!!どかおねがいします!!!ぷぎゃっ!!しますううううう!!!」おっさん

2人の姫がぷいっと向こうを見ると、おっさんはへたり込んだ


「おっさん、何が熱かったんだ?煙も見えなかったぞ?」ドーラ

「”煮る”んだよ、、、魚だからな、海の底だからな、、」おっさん人魚

わかるようなわからんような、、、


「内蔵を煮られるんだ、、」お

「よく生きているよな?」ド

「ああ、まぁな、、ほぼ富士見台、、景色いいぜ?、何言ってんだ俺、、人魚フジミだからシナないだろ?再生すげーだろ?で、続けて煮られるだろ?いたいだろ?再生するだろ?内蔵って無痛器官だとか言ったバカはどこのドイツだ?!!でてこいやー!おなじことしたやるわああああ!!」


「いや、人魚まではカバーできないだろーが、、おまえが標本になってやりゃ彼も研究できるだろうけど、、」

「・・ざんねんだけど、、仕事が在りますから」おっさん人魚


おっさんって、、、、皆同じなのかな?

だから姫さん達にも嫌われてるのかな?


あ、姫さん達ニッコリしてくれた!!

はぁーい!手を振るドーラ、返す2人。

第一接触無事に成功!!


でもこの邪魔なのいらないなぁ、、とおっさん見て思うドーラとユータと姫たち。


ドーラとおっさんが接触している間に、ユータがお姫様達と接触を果たしていた。

「人魚って、歌が上手いんでしょ!!聞きたいなー!!」

って。


ドーラに手を振り返したあと、2人は歌いだした。

皆固まる、、おっさん人魚でさえ身動きできないようだ、、ダンマスまでも固まっている。もちろんニヤ達は、、かたまって身動きとれないのを楽しんでいるようだ、、


「すっごい綺麗な歌だねっつ!!!なんか、こう、、生き物ではなく、、光が歌になってるとか、、風が歌になっているとか、、そんな感じっつ!!」

ユータ大感激!!


なぜ動けるの?

2人は歌を止め、、

がっかりユータ。姫たちにも一種のがっかりが来てた。

「あの、、、なぜうごけるのですか?あなた、、」姫1(スターシャと呼ばれた人魚)

え?

「なにが?」ユータ

「「・・・・・・鈍いから?」」姫1,2


流石になんか少し傷つくユータ、、、


「あ、ごめんなさい!そういう意味ではなくって!!」1

んじゃどーゆーいみなんだろー?と皆


「解説しましょう!!」とダンマス

「このユータは、かの大魔法使いの後継と言われている者です。なので、彼に効く魔法はあまりないんじゃないでしょうか」ダ


皆なっとく。素直な者ばかりでいい世界だ!!


「ちなみに、こっちのほうはドーラと言い、、私の子達の中ではダントツ筆頭優秀ドラゴンでしたっつ!!今は家をでてしまいましたがねっつ!!でも当時はダンジョンボスの仕事はもちろん、ダンジョン管理運営の仕事も彼に任せれば私は毎日遊んでてもいいくらいでした!!」

少々誇大広告?


あー、だから孤児院訪問とか街中ふらついたりしていたんだ、、

つーか、ドーラそっち、優秀だったんだ!!

密かに王様ぴったりだった?

などといろいろ納得のユータ


「「ダンジョン?」」姫1,2

「はい、ウチの最初のダンジョンのほうです」ダ

いや、そ~言ってもわからんだろうけど?


「海にも、ダンジョンって作れるのですか?」1

「ええ、この間はじめて作ってみましたが、、できましたね。でも、、なんか、あまり、、おもしろくないですよ?」ダ


がっかり顔の2人。期待したんだね?


おっさん人魚、その顔を見る限り、、、手を出さないでよかったー、、敵対しないでよかったー!よかったー!!すんげーよかったーーーー!!!

って思ってるのがよくわかるww


ニヤ達はゴロゴロしながらなんかぽりぽり食べなから眺めている。


「姫さん達のお城って、近いの?」ドーラ

「いえ、、どうだろ?近いの?」1

「近いとかというのとは違う?」2

・・・・転移門とか?ぼそっとユータ


「そうですね、それ風ななにか?」2

なにか、、ってなによ?


「行ってみますか?」1


なので皆で行くことにした。おっさんは止めたいんだけど、それもできず、、こまってしまってお顔がぐしゃぐしゃ?

放置して行く。


海に入ると、そのまま人魚の後について、、

ごぼごぼごぼごぼ

脱落者多数!!!


ぶっはーー!!

「「「息できねーよっつ!!!」」」

「にゃっつ!!」

と、厨房班


ドーラとユータ、ダンマスはなんかやってるのか、平気そう。

なので、ダンマスが各人鼻の穴の出口と海の外の空間を繋いであげた。なんか、いやっぽ、、、


うん、いける!と、海に顔を付けてごぼごぼ言う厨房班の子。


で、再び姫たちの後を付いて行くと、、


水流でトンネルみたいのが出来てて、そこに入ってく、、

うっひゃー!!ほけきゃきょきゅきゃぁあああ!!!ほげほげほげぇええ!!

など、楽しそうな悲鳴を上げて流されていく皆。


先は当然人魚の国だろう!レッツ人魚!w




*おひめさま、といれると、どーしてもおふめさまになる、【疑う勇者】のタカシか【無双!悪役令嬢6ヒール】のせいかなぁ、、鈍いじゃなく呪いかなぁ、、、あ更新遅刻はその鈍い(呪い)なのかなぁ、、*

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