第2章 ソロライフ開始編

1 新たな人生の始まり

 俺は冒険者を目指して、近くの町の冒険者ギルドへと向かった。


「子どものころから憧れてたんだよな……けど、才能がなくて諦めたんだ……」


 まさか四十を過ぎて、その夢を叶えられる力を得ることになるとは。


「『超越者』か」


 そうだ、このジョブでどんなことができるのか――どんな能力があるのか、ちゃんと把握しておかないとな。


「思念の具現化……か」


 スキル名は【リアライズ】。

 簡単に言えば、考えたり思ったりしたことが『現実の出来事』として具現化する能力だ。


 魔王戦ではこれを使い、『消え去れ』と念じただけで魔王を消滅させることができた。


「この力って……どんなことができるんだろう?」


 思ったことが現実になる――とんでもなくチートな能力である。


 もしその効果に際限がないなら、神のごとき万能の存在になれるだろう。


 とりあえず――紋章ON。


「ちょっとしたスキルテストだ。【跳んでみる】か」


 だんっ!


 俺は地面を踏みしめて、思いっきりジャンプした。


「うっ……おおおおおおおおおおっ……!?」


 その途端、すごいスピードで俺は上空まで跳び上がった。


 百メートル……二百メートル……まだ勢いは止まらない。

 このまま成層圏を突き抜けるんじゃないだろうな……?


 さすがにちょっと不安になった。


「えっと……【止まれ】」


 ぴたりっ。


 念を込めると、俺は空中で静止した。

 が、それも一瞬のこと。


「うわぁぁぁぁっ……!?」


 あっという間に垂直落下だ。


「こ、このままだと地面に墜落だ……【もっとゆっくり落ちろ】」


 慌てて念を込める。


 ふわりっ。


 まるで風に吹かれる羽のように、俺はゆっくりとした落下を始めた。


「……なるほど。思ったことが現実になるけど、使い方をちゃんと考えなきゃいけないみたいだな」


 とりあえず【リアライズ】のことを少し学んだ。


 確かに思念が現実のもののなる。

 なるんだが――『現実になった後』のフォローが必要だ。


 たとえば、空中高く跳び上がった場合。

 成層圏を突き抜けそうな勢いでジャンプできた。


 だけど、本当に突き抜けたらどうなるか分からない。

 だから、俺はある程度の高度でジャンプを止めた。


 すると、今度は落下を始めた。

 墜落死しないように、今度は落下のスピードを緩めた。


 思念によって具現化するのは『一つの結果』だけで、『その次に起こる出来事』については、別途フォローが必要、ってことだ。


 能力を使う際には気を付けよう。




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魔力値100万の最強魔術師 ~俺の前世は史上最強の魔法使いだったので、絶対無敵の魔力で魔法学園を無双します。ついでに99%女子生徒しかいなくて、まともな男が俺だけなのでモテモテです~

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