魔法・量子力学

「それでどうなるの?」と、わたしは

ルーフィに答えを求めた。



ルーフィは、量子コンピューターの

データを見ている。


「僅かに時間が戻るようだね。

データの上では。」



「よくわかんないよ。」と、わたし。




ルーフィは、にこにこして

「ほら、インターネットだって

地球の裏側まで、情報を送るけど

あれは、順繰りに送ってないでしょ。


伝わってるだけで。


暗いとこで、ライト点けると

遠くが明るくなるけど。


点けたり消したりすると、一瞬で

向こうでも同じ事が起こる。」




「あたりまえでしょ」と、わたし。




ルーフィは、にこにこ。



「そう、それを符号にすれば光通信になるけど、量子でするのが

これ、なの。



まあ、大昔に送るのは無理だろうけど。」







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