第26話 女教師レイラと秘密のお勉強会

「ハムスターで弱みを握るなんてぬる いデス。奴を使って一気に攻め落とすのデス!」


 おおぅ、ローラがかつてないほど燃えている!

 特上肉の餌が効いたようだ。

 このまま調子に乗せて話をまとめてしまおう。


「奴というのは何者でしょうか?」


「フフフ、それは見てからのお楽しみなのデス」

「そんなぁ、ローラさん意地悪しないで見せて下さいよぉ」

「今は無理ですネ。明日、森へ行くついでに捕まえてくるのデス」

「なるほど。しかし明日は森へ行かれる予定でしたか?」

「レイラとクエストやってきマス」

「えっ、もうやるのですか?」


 専属者任務ミッションの金庫警備は既に始まってるのだから別に不思議じゃないんだが、このローラが任意のクエストをもうやり始めるというのがちょっと意外だったわ。

 だがこれは好都合だな。ギルマスから聞いた話をしておこう。


「もし北の森に行かれるのなら絶滅危惧種のトノサマインコがいるらしいので探してみて下さい。それと北西の森の川の上流にモビーバーがいるようです」


「明日はレイラの昇格ポイント稼ぎが目的ですが、お婿様のご命令とあらば仕方ないですネ。気にかけておくのデス」


 レイラちゃんの昇格って何の話だ?

 それをローラに問い質そうとした時に着替えを終えたエマさんが現れ、ローラと一緒に夕食の仕度のためキッチンへ向かっていた。

 まぁこれからレイラちゃんと勉強会だからその時に聞けばいいか。

 なんて思っていたらリビングへのドアが開いてレイラちゃん登場。


 お、おおお、おおおおおおおおお!!


 素晴らしいよレイラちゃん!

 まさにザ・女教師だよレイラちゃん!


 ボタンの両サイドに縦フリルが付いた白いシャツ、ピッチピチの黒のミニタイトスカート、そして真っ赤なハイヒール。

 それだけでも感動モノなのに、さっき言った通りに銀髪ロングストレートを後頭部でまとめてシニヨンにしてくれてる。ありがとう。本当にありがとう。


「レイラちゃん、とっても素敵だよ」ニッコリ


「本当ぉ?」

「もちろんだよ。こんな妹がいてお兄ちゃんは幸せだよ」

「ンーフーフー」

 その姿で可愛く照れるのは反則だわ。ギャップ萌えにも程がある。

「それじゃあ勉強会を始めようか。屋根裏部屋にはどうやって行くの?」


「こっちだよー」

 そう言って二階への階段を上がっていくレイラちゃん。

 後ろについて上る俺の目の前で大きなお尻がプリプリ揺れている。

 とりあえず揉んでおいた。スキンシップは大事なのだ。

 二階に上がるとリビング左手のドアを抜けた。そこは書斎だった。

 

 レイラちゃんはそこで本を何冊か手に取ると屋根裏へ続く階段へ向かう。

 人生初の屋根裏部屋へ上がってみると想像以上に広かった。

 それにちゃんと窓があるわ。普通に明るい。夕方だけど照明いらんな。

 俺たちは窓の近くに置いてあった二人掛けのソファーに座った。

 

「それじゃあまず私がメトロス文字を教えるね」


「おっと、レイラちゃんは先生なんだから、自分のことは私じゃなくて先生と言ってくれないとダメだよ」


「え? うん、分かった。じゃあ先生がメトロス文字を教えるね」

「ノンノンノンノン、先生なんだからもっと大人っぽく言ってみて」

「え? えーと、これから先生がメトロス文字を教えます」

「惜しい! もう一声お願いします先生!」


「・・・先生が教えてア・ゲ・ル」ポッ


「それですっ!!」

「もぅ、先生は恥ずかしいです」

「でも先生、そんなエロい台詞をどこで覚えたんですか?」

「そ、それは・・・姉の本棚からです・・・」

 なるほど。レイラちゃんも思春期真っ盛りだもんな。興味あるよな。


 いつまでも遊んでいるわけにもいかないのでメトロス文字とやらを教わった。

 英語のアルファベットより10個多い36文字だった。

 形はフェニキア文字っぽい感じだわ。知らんけど。

 とりあえず俺はメトロス文字の書き取りから始めた。

 36文字の発音の仕方を学びながら繰り返し書き取りを続ける。


 その間にレイラちゃんは女教師ぶりが板についてきた。

 もちろん、俺の熱い指導の賜物たまものである。


「イクゾー君、凄く良い感じよぉ・・・そう上手ぅ・・・アハァ~ン」


 今も俺が書いた文字をエロ優しく褒めてくれたところだ。

 レイラちゃんは凄まじい成長ぶりで俺も教え甲斐がある。

 よし、ここらで更に次のステージへ進んでもらうか。


「先生、上手に書き取りできたのでご褒美をお願いします!」


「イクゾー君はどんなご褒美が欲しいのかしら・・・ア~ハァン?」

「はい、先生にお仕置きしてもらいたいです!」

「お仕置きがご褒美なんてイクゾー君はいけない子ね」

 レイラちゃんは横に座る俺を抱えて太ももの上にうつ伏せに乗せると愛情たっぷりにお尻ペンペンしてくれた。

 凄い!何も教えてないのにここまで出来るなんて。レイラ恐ろしい子!


 ふぅ、スパンキングも十分に楽しんだからちゃんと勉強も進めとくか。

 そこで、ハッと気づいた。

 ロビン・モアのお宝書物を使って勉強するつもりだったのに持ってきてないよ。

 レイラちゃんに事情を説明して自分の部屋まで戻り適当に2~3冊掴んで屋根裏部屋へ戻ってきた。


「先生、この本で文章を読む練習をして下さい」

 

 レイラちゃんは本を手に取りペラペラとめくって中を見ている。

「これは本が古くて読めない部分が多いですね。読める所だけ使いましょう」

 そう言って開いた本のページを指差して俺に見せる。


「これはアイリーンと読みます。女性の名前ですね」

 ふむふむ。ギルドに同じ名前の迷惑な職員がいたな。


「こっちはロビンです。男性の名前ですね」

 おおっ、ロビン・モアが出てきた!これ本当にお宝かもしれん!


「その次は、熱くて大きな肉棒と読みます。ソーセージの比喩でしょうか」

 エッッッッッッ

 ちょっと雲行きが怪しくなってきたぞ・・・


「その後は、口に頬ばったですね。続けて読むと、アイリーンはロビンの熱くて大きな肉棒を口に頬ばった、となりますよ。分かりましたか?」

 

 エロ小説かーい!


 一瞬、本物のお宝かと思ったけどやっぱり眉唾なガラクタだったわ。

 だけどなんで鑑定士はこんなエロ小説をガラクタ判定できずに保管していたんだ?

 ちょっとしたミステリーだな。


「どうやらアイリーンはロビンのソーセージか何かを奪って口に入れてしまったようですね。本当に悪い子です」

 女教師レイラちゃんは12歳の女の子らしいピュアさを発揮している。

 こんな娘まで嫁にするのは気が引けるが幸せにすることで許してもらおう。ムフ

「では続きを読みますよ、」おっとちゃんと聞いてあげないとな。


「その次の台詞の部分は、いけないよ姉さん、と読みます」


 近親☆相姦ものかーい!


 なんだこれ?

 アイリーンはロビン・モアの姉という設定だが、実際に同名の姉がいたのかな。

 もしそうならこのエロ小説はメッチャたちが悪いわ。

 有名税かもしれんがこういうのは規制しないと。

 あっ、もしかしてこれ発禁本なのかもしれん。

 それで多少なりとも希少価値があって捨てずに保管してたのかもな。


 何れにせよこのエロ小説のせいでどっと疲れたわ。

 ある程度この国の文字と俺がどうすれば意味を読み取れるのかは分かった。

 今日のところはこの辺にしてもらおう。


「先生、そろそろ夕食ですからお開きにしませんか?」

「そうですね。イクゾー君、今日は大変よく頑張りました」チュッ

 女教師レイラは俺の頬にキスをすると元のレイラちゃんに戻った。


「じゃあ下へ行こうか、イクゾー君」


 いやその前に、一つ聞きたいことがあったんだった。

「レイラちゃん、明日はローラと森でクエストなんだってね?」

「そうだよ。私も早く三等冒険者にならないとダメだから」

「レイラちゃんの今のランクは何かな?」


「まだ最初の六等なの」


 えっ? それはちょっと意外だな。

 見るからに強そうな戦士なのに六等だって?

 何の経験もないペーパー冒険者と同じだって言うのか?


「どうしてレイラちゃんが六等なんだい?」


「だってまだ冒険者になったばかりだもん」

 

 なるほど。その発想はできなかったよ。ホント馬鹿だね俺は。

 レイラちゃんは12歳の新成人になったばかりだもんな。

 ギルマスの話からも成人じゃないと登録できない感じだったし。


「でも、どうして三等にならなくちゃいけないんだい?」


「ギルドの専属になれるのは三等からなんだよ。専属にならないとエマさんたちと一緒に金庫室警備の仕事ができないの」


 なるほど。信用できない人間に大事な金庫は任せられいもんな。

 となると、遅くともプレオープンの3月19日までに三等にならないといけないってことかよ。

 ちなみに今日は3月3日だから16日で3階級昇格の荒業になるぞ。


「大変そうだけど大丈夫かい?」


「ローラが一緒だから大丈夫」


「えー僕は逆に心配だけどなぁ」

 森に住む野獣の肉に気を取られてレイラちゃんを置いてきぼりにしそうだ。

「そんなことないよー。森でローラに勝てる魔獣なんていないもん」

 まぁあれでも一応エルフだからな。そういうものかもしれん。

「でも気を付けてね。無事に帰って来てくれるだけでいいからね」ナデナデ

「ん・・・うん・・・」ポッ



 レイラちゃんと一緒に階段を下りていきダイニングに入る。

「どうしたのその恰好は?」

 既に夕食の席についていたヴィンヴィンがレイラちゃんの女教師スタイルに疑問を呈した。

「イクゾー君の国ではこれが女の先生の格好なんだよー」

 ヴィンヴィンはミニタイトスカートからハイヒールまでをジロジロと凝視する。


「ハァ~、やっぱりアンタの国って滅茶苦茶だわ」


 それは否定できん。だが俺はそんな国が大好きだったぞ。

 今日は特に言い争いなど起きず和やかに夕食を終えた。


 食後にリビングでまったりとしているとルーチンになりつつあるエマさんとのお茶会が始まった。

 レイラちゃんとローラは夕食の後片付け、ヴィンヴィンは大浴場、つまり邪魔者は誰もいない。

 甘い言葉と熱いスキンシップでとことんイチャコラした。


「んんっ、今日はぁぁ・・・宜しいのですかぁ・・・下着・・・」ポッ


 そうだった! 今日はまだエマさんの下着もらってなかったよ。

「もちろん要りますよ。僕の活力源ですからね」ナデナデ

「でもぉ・・・汚れてしまいましたわぁぁぁ・・・」ポポッ

 ふむ、これだけボディタッチすれば確かにそうなるか。

「もちろん汚してもらうためにこうしているのです」ナデナデナデナデ


「もぉ本当にエロ助様ったら意地悪ですわぁ」ポポポッ


「さあ脱いで下さい!エマさんの匂いが染み付いた下着を!」

 エマさんは恥ずかしがっているがもう躊躇するそぶりはなかった。

 うんうん、エマさんも随分エロに抵抗がなくなって来たよな。

 きっと俺が童貞を捧げる日も近いに違いない。ムフ


「・・・どうぞ」

 エマさんが脱ぎたての下着をそっと差し出す。

 俺はうやうやしくお辞儀しながら両手で受け取った。

 そして直ぐに下着を顔に持っていく。


 スーハー スーハー


「イ、イクゾー様、そんなご無体な・・・ああぁぁぁ」ボボッ

 えーい何が無体か!

 こんなご馳走を目の前にして黙って見ている男などいるものか!


「恋人の脱ぎ立てパンティは温かい内に吸うのが僕の国の作法ですので」


 スーハー スーハー スーハー


「あああぁぁぁぁぁぁ」ボボボボボッ

 エロ耐性が備わり始めたエマさんもこの変化球には度肝を抜かれたようだ。

 羞恥のあまり顔から火を出しながら身悶えしている。

 そんなエマさんをさかなに心ゆくまで上質なアロマを堪能させて戴くとしよう。

 俺はこれまでの軽いブレスではなく全力で鼻から息を、エマ臭を吸い込んだ。


 ふぉぉぉぉぉおおおおおおおおお!!!


 何というかぐわ しさ! 何という背徳の匂い!

 金持ちが愛用する部屋の芳香剤を三種ブレンドしたような甘く上品な香り。

 チーズのような匂いを想像していた分そのギャップは凄く俺は感動に震えた。

 脳内のエマ愛メーターがまたも振り切り、抱き締めてベロチューしたおした。


 レイラちゃんとローラが後片付けを終えてリビングへ来たので濃厚接触は止めて軽いスキンシップをしながら談笑した。

 そうしている内に夜も更けたので就寝の挨拶をして自分の部屋へ戻った。

 部屋の左奥のドアを開けると洗面所とバスタブにシャワーがある。

 軽くシャワーで汗と汚れを流して寝巻に着替え応接セットのソファーに座る。


 ギルドから持ち帰ったロビン・モアゆかりのお宝(眉唾モノ)が入った木箱から書物を無造作に10冊ほど取り出してテーブルに置いた。

 レイラちゃんに教わったここセクスランド王国の母国語であるセクソン語のメトロス文字をおさらいしよう。


 これは英語のアルファベットのような表音文字だった。

 単語を正しく読み上げることができれば、それが耳から入り俺の脳内で言葉の意味が浮かび上がる。

 どうやらそういう仕組みになってるようだ。


 テーブルに置いた書物の表紙をざっと見渡してみる。

 何とか読めそうな単語があったので声に出して言ってみると「女帝」と脳内変換された。

 イケるやん!

 他の表紙のタイトルの一部を読み上げると「将軍」と分かった。

 おおぅ、何だか面白くなってきたな。

 他にも読めるものはないかと他の本の下になっていた数冊をかき分けた。

 

「ロビン・モア物語」


 アレ?

 俺まだ読み上げてないのに意味が分かったぞ・・・えええええええ!?



 これ、日本語じゃないか!!!



 間違いない。

 本の表紙に日本語でロビン・モア物語と書いてある!

 ど、ど、どどどどどどうなってんのこれ???


 ・・・・・・落ち着け・・・・・・・落ち着け・・・・・・・


 これはマジもんのお宝だ。

 恐らく今後の俺の人生を左右するほど大事な本だ。


 スーハー スーハー スーハー スーハー


 何度も深呼吸をしてどうしても湧き上がってくる興奮を無理やり抑え付ける。

 他の本を全て木箱に戻しテーブルを綺麗にすると『ロビン・モア物語』を慎重に丁寧にそっと自分の目の前に置いた。

 かなり薄い本で小冊子というおもむきだ。

 一体どういう経緯で作られた本なのか不明だがとにかくドキワクが止まらん。

 いや、中を見たらガッカリという可能性も十分にあるよな。

 過度な期待は禁物だと大外れした時の心の準備をしておこう。

 

 ・・・よし、本を開くぞ。


 ペラ・・・ペラ


 やった!序文も日本語で書かれてるぅ!

 なんか外国人が一生懸命に書きましたって感じの崩れたおかしな文字だけど間違いなく明らかに日本語だった。

 恐らく、日本人が書いたものをこの世界の人間が写本したんだろうな。

 誰だかしらんけどマジ感謝だわ。

 俺は非常に読みにくい漢字とひらがな、カタカナを何とか解読しながら序文を読んでみた。



 << これは地球から異世界に転生し、シモンと名乗った男によって書かれたロビン・モアの物語だ。

 シモンはこの世界で二度ロビン・モアと会っている。

 これは数十年後に再会したロビン・モアに直接聞いた話をまとめて綴った彼の半生記である。 >>

 

 カタカタカタカタとテーブルが震えていた。

 前のめりになって本を読んでいた俺の両足の震えが伝播したのだ。

 

 ロビン・モアの半生記・・・だと・・・!


 これを読めば、俺が知りたいこと、知っておくべきことが分かるというのか?

 そんな本が今まさに俺の手の中にあるというのか?

 何たる幸運!


 いや、違うのか・・・

 これも天使のシナリオの一部なのかもしれん。

 イカサマ転生で俺を凍死させかけたことへの償いに加筆修正したのかもな。

 何れにせよこの本に出逢えたことは僥倖ぎょうこうに違いない。

 心して読ませて戴くことにしよう。

 

 俺は異世界人が写本したつたない文字の日本語を苦労して読み進める。


 ペラ・・・・・・ペラ・・・・・・ペラ・・・・・・ペラ・・・・・・

 ・・・ペラ・・・・・・ペラ・・・・・・ペラ・・・・・・ペラ・・・

 ・・・・・・ペラ・・・・・・ペラ・・・・・・ペラ・・・・・・ペラ


 ふぅ~~~、これ凄いわ。

 最初は著者のシモンが痛々しいけど、ロビンが登場してからは一気だわ。

 グイグイ惹き込まれて時間経つの忘れてたわ。


 シモンが『ロビン・モア物語』というタイトル通り物語調で書いたのデカいな。

 これが歴史の教科書みたいに味気なかったら、ここまでロビンやシモンの人となりを窺うことができなかっただろう。


 ただ、惜しむらくはこの写本が完全版とは程遠いことだ。

 この本には『ロビン・モア物語』のプロローグ部分しかない。

 本文の冒頭にこう銘打ってあった。

 

『第X章 俺のブルースに足りなかったもの』

 

 最初はローマ数字で第10章のことかと思ったが、読み続けていくとそうではなく、たぶん第エックス章と現本は書いてあったんだと考えられる。


 内容がロビン・モアの転生からではなく、彼とシモンの最初の出会いから始まっていて、まさにプロローグ的なおもむきだったからだ。

 ロビンの人生のある地点エックスという意味合いなのだろう。


 しかし、プロローグのみでも得たものは大きかった。

 この異世界に来て間もないシモンがカルチャーショックを受ける姿はまさに今の俺と同じで共感しまくりだ。


 ロビンが異世界で将軍になれたのは特殊なスキルのお陰のようだった。

 俺はスキルを捨てて嫁を取った男だからな。

 彼の真似をして将軍になるのは無理っぽい。ま、最初からなる気もないが。

 それからダークエルフのことが少しだけ触れられていた。

 その情報から推測するに俺がローラと結婚するのは可能かもしれない・・・


 ほふぅ、プロローグだけでもこの情報量だ。

 本文を全て読むことができたらどれだけ俺の人生に役立つことか。


 探そう。残りの本文を。原本でも写本でもとにかく読めればいい。

 ロビン・モアの遺跡を発見して探索したエマさんたちなら何か知ってるんじゃないかな。うん、期待してもよさそうだ。

 俺は『ロビン・モア物語』を手に取り表紙を撫でながら感慨に耽った。


「あぁ、やっぱりロビン・モアは地球からの転生者だった・・・・・・そして更にもう一人、この時代に転生した日本人がいたんだなぁ」



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ロビン・モアの話は以下でやってますので良かったらどうぞ。

https://kakuyomu.jp/works/1177354055589811775



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