第587話初音の初夜への想い
「・・・・・・」
ど、どうしよう・・・!
そーくんにはあくまでもここに来たのはたまたまってことにしてあるから矛盾が出ちゃう・・・
私がそーくんの前でこんなミスしちゃうなんて・・・
もしここで私が「実は私最初からここに来る予定だったの」なんて言ったらそーくんが怒るかもしれないし、今もし「充電ついたみたい!」なんて言っても「じゃあとりあえず元の予定だったボウリングに行かないか?」とか言われちゃいそうだし・・・どうしよう。
「あ、んー、そ、そうだねー、わ、忘れてたよ〜」
「・・・え?あ、あぁ、ま、まぁ、だからご両親に挨拶っていうのは・・・な?お父さんとかだって仕事で忙しいだろうし・・・」
「そこは心配いらないよ!」
もしあいつがそーくんよりも自分の仕事優先したりしたら包丁で刺すから、そーくんには安心してて欲しいなぁ。
「・・・な、なぁ初音、その・・・は、初めてをする件だけど・・・」
「ん?なに?」
ここでそーくんから嬉しい話題が舞い込んできた。
「その・・・なんていうか、ひ、避妊はするんだよな?」
「んー」
避妊ってことはゴム越しになるってことだけど、そーくんと一つになれるなら・・・
「うん、そこはそーくんに任せるよ?」
「そ、そうか・・・」
そーくんは少し安心した素振りを見せた。可愛い。
はぁ、でもそーくんもちゃんと考えてくれてるんだぁ・・・❤︎
初めては痛いとかって言うけど、絶対に途中でやめたりしない。
どれだけ痛くても絶対そーくんを気持ちよくしてあげたいしね・・・❤︎
「あっ❤︎」
「ど、どうした?」
「う、ううん、なんでもないの」
想像しただけで変な声出ちゃった・・・❤︎
あぁ、早く0時にならないかなぁ・・・
「・・・は、初音、これお風呂とかはどうするんだ?」
「え?だからそーくんはいつでも最高の匂いだって言────あっ!も、もしかして・・・私!?」
「・・・え?」
そーくんとの初夜の前は絶対にお風呂に入って綺麗になっとかないとだよね・・・
「うんっ!私汚いって思われたくないから、手錠したまま一緒に入ろ?」
「え、き、汚い・・・?い、いや、それよりも・・・手錠したままだと洗いにくいだろ?」
「んー?洗いっこすれば問題ないよね?」
そーくん何言ってるんだろ・・・?
・・・これで私がそーくんのあそこをさすってあげたりして、そーくんも興奮してきてそのままベッドで・・・❤︎
あぁぁぁぁ本当に早く時間経って〜!
楽しみが膨らみすぎて私の心がもうもたないよ〜!
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