陰陽学園の鬼 ~強くて愛が激しい美少女たちを助けたら全員から迫られてラブラブになったオレ。そして運命の契りで鬼神の根源を取り込み十二天将を従える王になる物語~
第200話 熱き欲望の戦い on the bed!
第200話 熱き欲望の戦い on the bed!
な、何故、二人とも残っているんだ……?
これは、もしかしたら……いや、もしかしなくても……俗にいう3
しまった、ピー音で消しても音が同じだから丸分かりだ!
いや、待て!
そんなものはエッチな漫画にしか存在しないはずだ。
現実に起きる訳が……でも、なんか二人ともヤル気になっているように見えるが。
ルリは、もう呪力の代わりにエロ気のようなものが匂い立つ雰囲気になっているし。咲の方は、期待と恥じらいが半々といった感じの表情だ。
どうする……
ハーレムになってしまったは仕方がないとして(いや、それもどうかと思うが)、同時にやるのは人としてどうなんだ?
そういうのは二人っきりでやるものでは――
春近は現在の状況を分析して結論に達した。
「な、なあ、やっぱり3
「なっ! さ、さ、さささ、さんぴーだとぉぉぉっ! ハルのエッチ! スケベ! ヘンタイ!」
春近の言葉に、咲が動揺しまくっている。
「えっ、そういうつもりだったんじゃ?」
「違っ、いや、そうかもしれないけど……イチャイチャしたいとは思っていたけど、最後までするのは……二人っきりの時が良いというか……」
さっきまでノリノリだった咲は、最後までするのを想像したら恥ずかし過ぎてヘタレてしまった。
ルリと一緒に春近を攻めている分には良いのだが、いざ自分がされているのを誰かに見られるのは恥ずかしくて無理なのだ。
「だ、だよね咲。やっぱり二人っきりだよね」
「そう、そうだよな。アタシもハルと二人っきりが良い」
春近と咲は二人っきりで同意した。
少しだけMっぽい春近としては、同時に攻められるのは実はけっこう好きなのだが、誰かに見られながらするのは自信が無いのだ。
「いや~良かった。てっきり禁断の領域に足を踏み入れてしまうのかと」
「ハルってば、相変わらずエロいなぁ。まったくぅ。あははっ」
ガタッ!
「ん?」
「えっ?」
二人で無しの方向に話を進めていると、突然ルリが立ち上がった。
「ルリ、どうしたの?」
「おい、まさか……」
「ええええええぇぇぇっ! しないのぉぉぉぉぉーっ!」
一人、やる気満々の女がいた。
「ルリ……本気だったのか……」
「やべぇ……マジだった……」
「やだ、やだ、やだ、やだ、したい! したい! したい!」
大きな体で小さな子供のように駄々をこねる。
やだやだする度に、胸がボヨンボヨンと弾んで凄いことになってしまう。
「ルリ、落ち着けって。今日はずっとイチャイチャしまくって、本番はまた今度二人っきりの時で良いじゃねーか」
咲がルリを
「やだやだ! ハルと咲ちゃんと一緒にしたかったのに! それに、咲ちゃんのイった顔も見たかった」
「ヘンタイかっ! そんなん見せねえよ!」
咲が顔を真っ赤にしてルリを押えている。
たとえ親友のルリにでも、そんな恥ずかしい顔は見られたくはないのだろう。
「ルリ……エッチに貪欲過ぎるだろ……。と、とりあえず、今日は疲れたからゆっくり休んで、そういうのはまた今度ということで」
「「それは無い!」」
春近の提案は速攻で却下された。
そんなこんなで狭いシャワールームに三人で入ることになった。
もう、色々な所が当たってしまい、大変なことになってしまっている。
「て、照れるぜ……」
「ハルぅ♡ なに今更恥ずかしがってるのぉ? もう、今夜は許さないからね!」
「それ面白そう♡ へへっ、アタシも許さない~っ!」
恥ずかしがる春近に対し、ルリと咲はノリノリになってしまった。
「お、おかしい……最強の王になったはずなのに、以前と扱いが変わっていないような? 鬼たちを支配できるんじゃなかったのか?」
春近が想像していた鬼神王と何か違うことに気付く。
絶対的な存在として、鬼の少女たちを服従させ『ガッハッハー!』な感じだと思っていた。
しかし現実は、以前と同じように皆からエチエチ攻撃を受けている状態だ。
だが、春近は勘違いしていた。
少しMっぽい春近には、皆が服従してしまったら何をしていいのか分からなくなり困るのだということに。
エチエチに攻められる方がご褒美だという事実に。
「ハル、生意気だぞぉ♡ ハルがアタシに命令できるとでも思ってたのかよ。へっへ~っ、うりうり~」
「ちょっと咲、変なとこ触らないでよ」
咲の手が下の方に伸びてくる。
「変なとこってドコだよ? ほれほれぇ♡ はぁ、ハルって以外と♡」
「くううっーっ! 防ぎたいのに両手を取られていて動けない……」
春近の両手はルリに握られていて、全く動かせないまま咲にやりたい放題されている。
そのルリは、後ろから柔らかいものを春近の背中に押し当ててムニムニしていた。
「ハル、許さないって言ったよね。今日は朝までずっとだよ」
「ちょ、ちょっと待て。朝までずっとって、そんなの無理に……んんっ、ちゅっ……ちょっと……」
文句を言おうとした春近の口を、ルリがキスで塞ぎ喋らせないようにする。
そのまま、激しく求めるようなキスの嵐になる。
「はむっ、ちゅっ……んっ、ちゅぱっ……ああんっ、ハル~朝までが嫌なら、明日の夜まででも良いんだよ」
「朝まででお願いします!」
朝まで攻め続けられるのが決定してしまった。
傍から見たら、まるでサキュバスのように妖艶で美しくエッチなルリと容姿も性格も可愛い咲に、朝までじっくりエッチに攻め続けられるのは誰もが羨む光景なのだが、受けている本人は興奮や快感で余裕が無くなり完全にテンパっているのだ。
「あっ、ズルい、アタシも! ちゅっ……んっ」
ルリと交代するように、今度は咲がキスをしてくる。
買い物に行く前に、寝ている春近に欲望の赴くままキスしまくったのを思い出したのか、興奮して息が荒くなっていた。
そして、ルリも咲と交代するように、春近の体のアチコチをモミモミしたりギュウギュウしてくる。
もう、二人は抜群のコンビネーションだ。
「んんっーっ! ぷはっ、もう許してーっ!」
「だめ~まだこれからだよっ♡」
「まだまだ夜は長いぞハルっ! アタシらでハルをじっくりたっぷり攻めてやるからな♡」
――――――――
じっくりたっぷり攻められてヘロヘロになった春近が、やっと解放されシャワールームから出ることが許された。
ルリと咲が楽しそうな笑顔で両側から春近を支えている。
ベッドで第二ラウンドと思ったその時だった。
ガチャ!
「春近、あたしが来てやったわよ!」
そこに突然、ドアが開いて渚が入ってきた。
「あっ……」
シャワールームからイチャイチャしながら出てきた三人と、バッタリ遭遇して目が合ってしまう。
渚の目が鋭くなり、威圧感が急上昇する。
「あ、あの……渚様……」
「春近……これは、どういうコトかしら……」
誰もが渚が激怒するのかと思いきや、意外なことに大粒の涙が彼女の綺麗な顔を伝って流れた。
「し、心配したのよ。本当に、春近が死んじゃうんじゃないのかって」
一見鋭く怖いイメージだが神々しいまでに美しい渚の瞳からの涙に、春近は恐怖を忘れて見惚れてしまう。
「な、渚様……泣かないで」
「泣いてない!」
「でも……」
「それで、奇跡が起きて……春近が元気になって……本当に良かった……」
「渚様……」
「部屋に戻って一人になったら……急に怖くなって……春近がいなくなったら、あたしはどうなっちゃうんだろうって……」
「オレはずっとここにいますよ」
春近が泣いている渚を優しく抱きしめた。
「だから、急に春近に会いたくなって……わざわざ会いに来てあげたのに……」
「あ、あの……」
「それが、他の女とエッチしまくってるってどういうコトよ!」
「それは……」
「もうこれは、キッツいお仕置きが必要よね!」
「ええっ!」
「まあ、最初からお仕置きしようと思って来たのだけど」
「思ってたのかいっ! 途中まで良い話だったのに!」
泣いていた渚が、少し顔を赤らめて『お仕置き』と言ったのが、何だかちょっと可愛いと春近は思ってしまった。
しかし、春近はルリと咲に朝までエチエチ攻めを受け続ける予定になっているのだ。
ここに来て、更に渚のお仕置きが追加され、春近は絶体絶命のピンチになってしまう。
「うふふっ、春近っ♡ 朝まで許さないから覚悟しなさいよね!」
さっきまで泣いていたはずなのに、最高の笑顔で渚が宣言する。
「あの、ハル……アタシも鬼じゃないから、いや鬼だけど……優しく責めようとしてたんだけどさ……これはもう凄いことになりそうだわ」
成り行きを見ていた咲が、気まずそうに呟く。
「えっと……咲……」
「あと、鍵は閉めろって言ってただろ」
「あああぁ、そうだったぁ!」
この危機的状況に、ルリは相変わらずえちえちだった。
「ハル~っ♡ もう我慢できないよぉ♡ 渚ちゃんも一緒で良いから、朝まで頑張ろっ!」
「おいっ!」
ガシッ!
ルリに捕まっている春近に、渚まで逃すまいと捕まえにきた。
「ふふふっ、春近♡ 楽しい夜になりそうね♡」
「なば、渚様……そんな良い笑顔で怖いことを……」
春近は、三人からスッゴイ責めを受けることになってしまった。
そして、本当に三人は朝までえちえち攻めを続けたのだった――――
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