懐かしい操作
2人が返事をしてくれた事で安心して、早速パソコンを調べ始める。
「OSは知っているものでありますように……」
ユウキの前世でのパソコンの経験はネットの検索とゲームしかないため、一応動かすことが出来る程度でしかも使ったことがあるソフトだけに限定されるため、使っていた物かそれと似た操作が出来る物ではないとユウキは動かすことができない。
恐る恐るマウスを動かしていく、まずはユーザー選択画面、そこにアイコンが二つあり専用と共有の二つがあった。
専用をクリックしてみると当然ながらパスワードが求められしまう、当然そんな物は知らないのですぐに引き返し共有の方を選択する。
「よし」
共有の方ではパスワードは求められずにログインする事ができた。
「あ、これ知ってる」
どうやらこのパソコンはユウキの知っている物で扱う事ができそうだ。
(インターネットはできるのだろうか……)
久々のパソコンで少々本来の目的を忘れ検索エンジンを起動する。
[ネットワークに接続されていません]
しばらくの砂時計が表示されてから表記されたあとにつながっていない事が表示された
「ですよねー」
インターネットを諦めて何かこの都市に関する事が書かれたファイルが無いか探していく。
探せる限り探しても見つけたのは昔の都市の写真画像や動画だったり歴史的には有意義だろうが今のユウキにとってはどうでもよかった。
「簡単な隠しファイルくらいなら見つけられるんだよなぁ」
操作していくうちに段々と感を取り戻したのかさらにファイルをあさり始めた。
「おぉ!」
奥の方の階層にテキストデータが見つけることが出来た、そのテキストデータにはパスワードなどを忘れた時用のテキストメモが書いてあった。
早速専用の方へ行きパスワードを打ち込んでいく。
「せめて暗号化しておいた方がいいですよ、もう遅いですけど…おぉ、日記発見」
専用でログインするとデスクトップには日記らしきファイルのみがあり、日記のタイトルにはこう記されていた。
[この記録が日本から転生した良識のある者に読まれる事を願って]
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます