第3話
舞桜が教室に入ると仲良しの綾と夢華が駆け寄ってきた。
「ねぇ!舞桜じゃん!うける~。最近何してたの?」
そう言いながら舞桜の肩をバシバシ叩く黒髪ショートヘアーの高身長美女、綾。
「ほんとだよ~。もう夏始まっちゃうよ~」
その隣で舞桜の手をとり、ゆらゆら揺らしているのは優しい雰囲気の夢華。
「ごめんね。外出るの忘れちゃってた~」
「何それうける!今日久しぶりに帰り遊ぼうよ!キホは?」
「自分の教室行ったよ~てかそうだ!今日めんどうなことになっちゃっててさ…」
舞桜は先程の出来事を詳しく2人に話した。
「ん~夢華はやめとく~。ていうかみんなもやめておいた方がいいと思う。」
「綾はどっちでもいいよ!キホと舞桜も一緒なら怖くないし!」
「だよね。キホが行くって返事しちゃってるし、私だけ行かないのも変じゃん?それにキホだけ行かせるの心配なんだよね。」
そう。あのとき。
ツヨシ先輩に誘われたキホは「行きたいです!」
そう即答してしまっていた。
そのあと舞桜は何度も「コウタに断ってもらおう」と、キホを説得したが聞き耳を持ってもらえなかった。
「舞桜は行きたくないなら来なければいいよ!コウタもツヨシ先輩もいるから平気だもん!」
そう何度も繰り返すキホに、舞桜はとうとう折れて着いていくことになっていた。
授業が終わり、一度解散して18時にマロンに集合する予定になっていた。
舞桜はみんなと逆方向なので、1人で帰ることになった。
まだ未定 @qumumua
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