駅で

迷いびとが集まるこの停車場は

緑もカーキもごちゃまぜに

時間を求めて

やって来る


電車が通りすぎる


瞬時、


ひとびとは風を感じるため

一歩前方に踏み出す


顔の火照りが取れたら

またそれぞれの目的に向かって歩き始める

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