第23話 妹たちの秘密
俺は、2人の会話が途切れた所を見計らって、疑問に思っていたことを尋ねた。
「所で、お嬢様。
今日は、何があるのですか?」
そう。
俺は、伊世早美優に呼び出されたのだ。
土曜日の1時半に、お待ちしております。と。
いったい、何の為なのか。
俺は、聞かされていない。
井勢谷桜が、ここに居ることも気になる。
この2人がセットなら、
『俺の正体を知りました。
私達のお兄ちゃんですよね?』
みたいな、イベント、発生しねーかな~。
「ふふふ。まだ、秘密ですわ。」
「ねー。」
そう、彼女たちは、いじらしく笑った。
長い、廊下をひたすらに、歩く。
もちろん、2人の後ろを付いて歩く。
そして、この屋敷で、2番目にデカイ広間の入口に着いた。
伊世早美優は、ドアに、手をかける。
「皆さん、もう、お集まりですよ。」
そう言って、大きな、重い扉を開けたのだった。
そこに広がる光景に、俺は、絶句する。
いや、驚かざるをえなかったのだ。
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