第103話 絶望

「アルフレッドよ。感慨深いか?」


「は?」


「貴様ら王家の歴史は、我が瘴気より出でるしもべ『ラグメント』との戦いの歴史と言い換えてもいい。つまり今、お前の目の前にいるこの私……『夜の魔女』こそが貴様ら王族の宿敵だろう?」


 夜の魔女。

 確かにそれは、かつてこの世界に厄災をもたらした存在だ。

 確かにそれは、未だ蔓延る瘴気を世界に刻み込んだ根源だ。


「――――それがどうした?」


「ほう?」


「生憎と俺は王族としちゃ不真面目だった期間が長くてな。王家の歴史だの、王族の宿敵だのなんだの、どーでもいいんだよ。俺は俺のために戦う。大切な人を取り戻すために戦う。それだけだ」


「…………そうか」


 俺は夜の魔女にとっては敵だ。にもかかわらず、彼女は瞼を閉じた。敵の眼前で。


「はじめて見た時から感じていたが……お前は、奴に似ているな」


「誰に?」


「レイユエール王国初代国王――――バーグ・レイユエール」


 初代国王。かつて夜の魔女を打倒した英雄の一人であり、同時に歴代最強の王とも称されている。まさに知らぬ者はいない伝説だ。


「奴も同じことを言っていたよ。俺は俺の為に戦う、とな。まったく……顔だけではなく、中身も瓜二つとは」


 昔を懐かしんでいる。少なくとも俺の眼にはそう見えた。だが俺の肌は、全身の感覚は、全く異なるものを捉えていた。


「……度し難い。あの男に似ているお前を見ていると、憎悪と怒りが沸き上がる」


 瞼が開くと同時に噴出する闇の魔力と瘴気の圧に、周囲が振動……いや、違う。


「お前の顔を見る度にかつての屈辱が蘇るようだ。これが心……憎しみであり、怒りか」


 膨大な魔力と瘴気で空間そのものが歪み、軋んでいるのか……!


「悪いな、アルフレッド。お前はあの男ではない。それは分かっているが……どうにも堪えきれそうにないのだ。最初は少し遊ぶつもりではあったが、やめだ。お前がそこまで奴に似ているのなら、八つ当たりに使ってもいいだろうよ」


 夜の魔女から放つ闇の魔力。その濃密な黒の輝きは、彼女の嵌めている指輪から発せられていた。


「『混沌指輪カオスリング』か」


「そうだ。前回はお前たち王族が持つ『王衣指輪クロスリング』に敗れ去った。精霊の力を纏う魔法。見事なものだったよ。その力は認めている。認めているからこそ、私も同じ力を使うことにしたのだ」


 そんな理由で、レオ兄から腕ごと奪い取ったのか。


「最初に真似てルシルに造らせたのが『禁呪魔指輪カースリング』。色々と試してみたが、上手くはいかなかった。そして強奪した『王衣指輪クロスリング』を基に造り出したのがこの『混沌指輪カオスリング』」


 ネネルの時とは比べ物にならない量の瘴気。何よりシャルの身体に秘められた膨大な魔力が、嵐が如く吹き荒れている。立っているだけで疲労が蓄積するほどに。


「『混沌指輪カオスリング』は精霊の代わりに悪魔を宿している。……だが、私の『混沌指輪カオスリング』に宿しているものは悪魔ではない」


「ハッ。悪魔じゃ無けりゃ、もっと酷い化け物でも入ってるのか」


「悪魔や化け物の方がマシかもしれんぞ」


 指環リングから闇が溢れる。……来る。奴の『混沌指輪カオスリング』から、悪魔でも化け物でもない何かが。


「輝きを喰らえ――――『黒泥聖女クローディア』」


「なっ…………!?」


 闇が、溢れた。


 視界を覆い尽くす黒。黒。黒。黒。黒。

 世界が闇に覆われた錯覚すら抱くほどの、圧倒的なまでの黒き光。


 その暴力的なまでの黒の中心で、霊装衣と思われる装いと共に――――漆黒の聖女が佇んでいた。


「クローディアだと!?」


「聖女クローディア。……お前たち人間は、奴のことをそう呼んでいるのだろう?」


 どういうことだ。聖女クローディアと言えば、初代国王たちと共に夜の魔女に立ち向かった英雄の一人だ。それがなぜ奴の『混沌指輪カオスリング』に力として宿っている?


「はじめようか、アルフレッド」


「…………っ!」


 考えている暇はない。奴との戦いに集中しろ……!


「そうだ、集中しろ」


 声。後ろ。


「――――っ……!」


 意識するよりも速く、反射で動いていた。背後から振るわれた杖の一振りを、二つの刃で弾く。


「いい反応だ」


「舐めんな!」


 反撃の刃を振るう。『アルセーヌ』の速度を全開にした連撃。

 だが夜の魔女は意にも介さず受け止めていく。黒と黒の剣戟は光の軌跡となって、広間のあらゆる場所で火花を咲かせる。


「……貴様は何故ここに立つ。私の前に立ちふさがる」


「何度も言わせるなよ」


 振るう刃。その理由いみは、ここに来た時と何ら一切変わっていない。


「俺は俺のために! シャルを取り戻すために戦うっつってんだろ!」


 更に踏み込む。『昇華リミテイジング』で強化された速力は、これまで見せてきたテンポよりも速く身体を前に進め、夜の魔女との距離を一気に詰めた。出し惜しみはない。今の俺の持てる力全てをぶつける。


「だからこそ、何故だと問うている」


 振るう一閃は、魔女が持つ杖に遮られる。驚きはしない。この程度で終わらせられるとも思っていない。身体は次の一撃を、更に次の連撃を繰り出していく。


「シャルロットは瘴気に取り込まれた。もはや助かる術はない。お前が取り戻そうとしている人間は存在しないのだ。無駄なことだ。無意味なことだ」


「無意味かどうかは俺が決める!」


 夜の魔女の力、あの『クローディア』なる『混沌指輪カオスリング』の力は未知数。武器は杖。


 現代における杖は魔力量の少ない者や制御に不安のある者が使う補助器具の意味合いが強い。その場合は近接戦闘を苦手とする魔法特化タイプが多いが……二振りの剣による連撃を容易くいなしてくるところを見ると、典型的な魔法特化タイプというわけでもなさそうだ。


「残念だ。本当に残念だよ、アルフレッド。貴様は憎き王族ではある。あの男にも似ている。憂さ晴らしとして叩き潰すつもりだったが……お前との戦いは心地良い」


 夜の魔女が杖を振るう。ただそれだけで、巨竜の尾が振るわれたかのような衝撃が刃に伝わり、俺の身体は大きく後ろに吹っ飛ばされた。『アルセーヌ』は元よりこういったパワー勝負には不向き。スピードと手数と魔法の簒奪こそが強みだとはいえ、それを差し引いても凄まじい膂力だ。


「お前ぐらいは赦してやろうと、そう思いはじめたところなのだがな」


「…………!」


 夜の魔女の周囲に浮遊する、漆黒の球体。数えることもバカらしい。あの一つ一つが恐らく魔力の弾。それが雨のように降り注ぐ。


「くっ……うっ……!?」


 速い。あまりにも。二振りの剣を以てしても、躱し、捌くことで手一杯。


「……だからどうした!」


 そんなものは言い訳にならない。一つ一つの軌道を追う。見る。躱す。だけじゃない。

 学習する。弾速を。タイミングを。癖を。そして今、この瞬間に経験として蓄積し、成長しろ!


「ほう。もう対応してきたか」


「更にその先を往くッ!」


「ならばその先にて待とう」


 弾幕の隙間を縫って加速。懐に踏み込み、意識するよりも速く双刃を振るう。が、それでも夜の魔女は反応してきた。捌く杖で刃の尽くを防いでくる。


(『クローディア』……この『混沌指輪カオスリング』の能力はなんだ? ただスピードが上がるだけじゃないはず……!)


「私の力が知りたい、といった顔をしているな」


「言えば教えてくれるのか?」


「教えるとも」


 夜の魔女は距離を取り、杖を軽やかに回してみせた。揺らめく魔力は魔法の兆候。


「力の差を知れば、お前も諦めてくれるかもしれないだろう?」


「ほざきやがれ」


 警戒したまま構えをとる。俺の『アルセーヌ』の力は魔法の簒奪。

 相手がどのような魔法を使ってくるかは未知数だが、何が来ようとも奪えばいい。


「見るがいい、アルフレッド」


 夜の魔女が告げると同時に、どろりとした夜色の闇が影から彼女の影から溢れだしてきた。


「これが精霊『クローディア』の力。我が魔法。その能力は――――『絶望』」


「絶望……だと……?」


「喰らえば分かるさ」


 影が彼女の杖にまとわりつく。何をする気かは分からない。その能力が何なのかも。

 ならば、先手必勝だ。


「『怪盗乱麻』!」


 踏み込み、影のまとわりついた杖を二度斬る。

 精霊『アルセーヌ』の魔法。同じ場所に二度斬った魔法の簒奪。

 これで奴の『絶望』とやらの魔法を奪って――――


「――――!?」


 奪えない。


 いや、それどころか……剣が重い。魔力も魔法も感じない……!?


「お前の剣は今、『絶望』の闇に堕ちた」


「…………っ!?」


「もはや魔法の簒奪は使えない。その剣はただの鈍らと化した」


「ぐっ……!」


 夜の魔女が振るった杖を受け止める。だが、先ほどまで受け止めきれていたはずの一撃があまりにも重い。堪えきることもできず後ろに吹き飛ばされる。


「なんだ? また剣が重くなって……いや、重くなり続けてる……!?」


 剣が……『予告する右剣セルニーヌ』と『頂戴する左剣ペレンナ』の力が弱まっている?


「それが絶望だ」


「なんだと?」


「絶望とは全てを諦め、歩みを止めること。希望を失うこと。我が『絶望』の力に触れたものは全てが停止し、次第に力を喪失してゆく」


 停止と喪失。それが奴の……夜の魔女が持つ絶望の力。


「お前の剣がこの影に触れた瞬間、魔法簒奪能力は停止した。だから私の魔法を奪えなかった。お前の剣がこの影に触れた瞬間、剣の力は喪失を始めた。だから今も尚、剣が重くなり続けている」


 なんて魔法だ。あの影は全てを飲み込み、希望を喪失……いや、希望を諦めさせるための魔法か……!


「お前の魔法は私には届かない。諦めろ」


「……諦めてたまるか」


「なに?」


「お前の魔法が絶望だろうとなんだろうと。そんなもんで諦めてたまるかよ!」


 絶望の魔法がなんだ。強力だからなんだ。

 それがシャルを諦める理由にはなりはしない。そんな理由はこの世界を探したって存在しない。


「諦めが悪いというのも気の毒だな」


「さっきからやけに諦めさせたがってるな」


「……当然だ。それほどの才を無駄な行為に費やすなど、哀れでならない」


「勝手に哀れむな」


「…………む?」


 どうやら夜の魔女も気づいたらしい。


「この魔力の波動は……『昇華リミテイジング』で強化された『索敵サーチ』の魔法か。私との戦いを行いながら並行して発動を……器用な真似をする」


 並行して発動させていた『索敵サーチ』で得た情報が、希望を導き出してくれた。


「シャルはまだ生きてる」


「…………」


「お前の瘴気から伝わってくる。微かだけど、シャルの魔力が息づいてる」


「……ククッ。やはりお前は素晴らしいな、アルフレッド」


 夜の魔女はくつくつと笑う。シャルと同じ顔で、シャルとは違う笑い方で。


「瘴気に取り込まれたってことは、瘴気の元を絶てばいいだけだ。……つまり、お前をぶっ倒せば、シャルを取り戻すことが――――」


「不可能だ」


 俺の推測に対し、夜の魔女は言い切った。恐ろしく冷たく、不気味な声で。


「確かにシャルロットは生きている。だが、そこから救い出すことは不可能だ。もっと言えば――――仮に私を倒せたとしても、シャルロットは戻ってこない」


「お前は全ての瘴気の根源だろう。だったら、瘴気を操るお前さえ倒せば……」


「シャルロットが戻ってくると思ったか? それは大きな思い違いだ。いや、そもそも勘違いしているよ。アルフレッド」


 夜の魔女は生温い優しさを孕んだ眼で、悠然と俺を見下ろす。

 愚かな間違いをしている幼子を見ているかのように。


「そもそも『夜の魔女』とは何だと思う?」


「…………」


「恐ろしい魔女か? 世界を滅ぼす魔王か? いいや、違う。そんな形あるものじゃあない」


「……どういう、ことだ」


「よく考えてみろ。なぜ私は、わざわざ我が子たちを使って人の心を集めた? 六情の力を集めた? このシャルロットという少女の身体を取り込んだ? 光の力を反転させてまで魔力を欲した? 仮に私が魔女だとして。魔王だとして。六情も、肉体も、魔力も、生物ならば持っていて当然だろうに。なぜそれをわざわざ集めた?」


 そうだ。考えてみれば俺たちは、『夜の魔女』というものに対して漠然としたイメージしか持ち合わせていない。ただ、かつてこの世界を闇に覆い尽くした厄災としか……。


「かつてこの世界を闇に覆い尽くした厄災…………まさか……そのままの、意味なのか?」


「そうだ。そうだよ、アルフレッド。よく気づいてくれた。私のことを」


 夜の魔女は心からの喜びを表現するかのように、両手を大きく広げる。


「『夜の魔女』とは即ち、ただの現象・・であり、お前たちが散々討伐してきた『ラグメント』の一種に過ぎん。……正確には『意志を持った瘴気』。『意志を持ったラグメント』とでも言おうか」


「…………!」


「忌々しいかつての王たちに『夜の魔女』が討たれ、死の間際に遺した呪いこそが『ラグメント』と言われているらしいが……そもそも順序が逆なんだよ。この世界には、先に瘴気が在った。瘴気が噴き出し、『ラグメント』を創る。そういう現象が既に世界各地で存在していたんだ」


 俺は、俺たち王族は、ずっと思い違いをしていたんだ。

 『夜の魔女』が瘴気を生み出している根源だと。


「瘴気を生み出す根源があるとでも? 分かりやすい黒幕がいるとでも? いいや、違う。そんなものはどこにもない。仮に私を倒せたとしても、この世から瘴気も、『ラグメント』も、無くなりはしない」


 この世から『ラグメント』を根絶し、『夜の魔女』の呪いから解き放たれることは、全ての王家の悲願だ。しかし夜の魔女の言葉は、その悲願を一瞬にして砕いた。……いや、違う。そんなことよりも、俺にとって一番の問題は……。


「この世界が続く限り瘴気は無限に生み出される。そして全ての瘴気は繋がっている。たとえるなら……そうだな。世界の各地で吹き出す瘴気は『口』だ。そして瘴気が物質や生物を取り込む空間を『胃袋』だ。つまるところ、全ての瘴気が共通の胃袋を持っていると考えてみろ」


 夜の魔女は滔々と語る。人間との会話を楽しんでいるようなそぶりさえある。


「分かるか? 意志ある瘴気たる私がシャルロットを取り込んだということは、胃袋……果て無く広がり続ける瘴気の世界に囚われたということだ。今まで『ラグメント』を倒して、取り込まれた動物が戻ってきたか? 戻っては来なかっただろう? 同じことだ。私を倒したとしても、この肉体を破壊したとしても、ただの末端が、欠片が、この場から消え去るだけ――――シャルロットを助け出すことはできない」


「…………っ!」


 夜の魔女さえ倒せば。こいつさえ倒してしまえば。

 心のどこかでそう思う自分がいた。それを見透かされた。見透かされた上で、絶望的な状況を叩きつけられた。


「それ……でもっ…………!」


「隙を見せたな?」


 瞬間。闇色の光が瞬いた。


「しまっ――――――」


 迫る膨大な闇の魔力の閃光。隙を見せてしまったと気づいた時には、既に俺の身体は暴力的な闇の輝きに呑まれていた。


「がっ……! ぁぁああああああああああああああっ!」


 躱せた攻撃だ。この大振りは、躱せていた一撃だった。だが躱せなかった。

 視界が明滅する。全身が炎に包まれたかのように焼き尽くされている。

 それだけじゃない――――『絶望』の力が精霊を侵食し、霊装衣の力が停止し……喪失、していく……!


「ふふふ。お見事です、お母様」


「人の心を動揺させ、隙を作り、殲滅する……面白いな。ただ力で圧し潰すよりも、ずっと面白い。心というものはこういう使い方もできるのだな」


「でしょう? これが中々に楽しくて、面白い」


 まずい……変身が、解けた……それだけじゃない……身体に力が、入らない……!


「あぁ、言っておくがな、アルフレッド。確かに今の話は貴様の心に隙を作るためのものだが……嘘偽りは一つたりともない」


「…………っ! 『アルビダ』……!」


「無駄だ」


 絶望の影が、瞬く間に召喚した『アルビダ』を呑み込んだ。

 力の停止。そしてはじまる喪失に成す術もなく、二体目の精霊すらも砕け散っていく。


「何体精霊を出そうと同じこと。我が『絶望』の魔法は全てを闇に堕とす。もはや『王衣指輪クロスリング』など、私には通じぬ」


「『火炎魔法球シュート』……!」


 構うものかと火球を放つ。しかし、夜の魔女の足元から這い出た闇がその炎を遮断した。


「諦めが悪いな」


「がぁぁあああああああああああああッ!」


 闇色の影が俺の身体を呑み込んだ。迸る漆黒の電流。焼き尽くされそうになる意識を、辛うじて掴み続ける。


「ぐっ……がはっ………火炎シュー……魔法球……………」


 魔法が、発動しない。


「『アルビダ』……『アルセーヌ』……」


 精霊が、召喚できない。


「お前の歩みは止まった」


 全ての指輪から、輝きが失われている。


「希望は失われた」


 身体から……魔力が、抜けていく……。


「力の差は歴然」


 ……………………身体が動かない。動いて、くれない……。


「これが『絶望』だ」


 ちくしょう……こんなところで……死ぬ、のかよ……。


「さようなら、アルフレッド」


 シャルも、助けられないまま……。


「お前との戦いは、楽しかったよ」


 命を終わらせる闇色の光が、迫って――――


「――――『獅子の咆哮レグルスロア』!」


 獅子が、咆えた。


「…………っ!?」


 王道たる魔力の斬撃が、夜の魔女の闇を喰らい尽くす。

 されど、衝撃は止まらず。波打つ魔力の塊が魔女と、魔女の前に自ら盾となって立ちはだかったルシルを防御壁ごと押し戻す。


「無様だな」


 声が聞こえる。懐かしくて、心地良くて、頼りになる。そんな、声が。


「お前の力はその程度か――――アルフレッド」


 そこに佇んでいたのは、隻腕となったかつての王者。


「…………レオ兄……!」


 俺の兄。第一王子レオル・バーグ・レイユエール。その人だった。

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