拈圖 詩
詞梳記(ことばとき)
白≠肆ツ足 #本気でラブレター選手権2021
水仙の御池の 円周をめぐり、
生い先を突き詰める
皆皆花一輪咲かせることもできずに
ほつれた糸口はうつろい謳い続ける
白紙のままのこれらは
とめどなく
小夜嵐、攫っていったものを
追いかけている
土色の染みなのです
まだしらぬ妹とその母と父とを
捏ねて丸めて
はらはらと泣き濡れて短冊に架けて、
まして、
交ぜこませ味噌であえ
茶をわかし腹にすえる
願いは叶うものだとわたしは
皿に戻した、おお、吐瀉物の
桃色の
鍵を押し宛てた、思いの丈比べ
あわい すべて
はなればなれ
たまゆらの
からくれないの
消え去るさまを屹度お望みでしょうから
どの口でも
先ずは
私自身を拾ってくださいませ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます