星影の歌姫が捧ぐ、愛知らぬ邪神(かみ)への愛を紡ぐ唄

作者 巴 雪夜

花咲く島で奏でられる現代の神話

  • ★★★ Excellent!!!

転生でも転移でもない純然なファンタジーを久しぶりに読みました。

長い時を経て封印された歌姫と地に落ちた邪神。花の咲き乱れる小さな国を邪神は守れるのか? 歌姫が奏でる歌は邪神を守ることができるのか?

「愛するために生まれた」とは一体どういうことなのか――?

著者の想像力による濃厚な設定に基づき、登場人物たちの戦いや恋が綿密に描写されてゆきます。花の咲き乱れる島。宮殿。天界。美しい舞台設定に、歌姫や邪神の力が絶妙に絡まって織りなされる世界観は圧巻です。

そんななかで常に流れる主題――「愛すること」「愛されること」。

現代の神話の中で奏でられる恋の時めきを感じてはみませんか?

ぜひともお手に取ってみてください。

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