目覚める時
勝利だギューちゃん
第1話
「じゃあ、またね」
そのひとことで、目が覚めた。
「懐かしかったな」
もう、何年会ってないだろう?
1年か?
10年か?
思い出せない。
でも、夢の中のあの子は、最後に会った時のままだった。
当たり前と言えば、当たり前だが・・・
思い出は美化される。
夢で見たあの子は、とても綺麗だった。
最後に会った時の写真を見ると、正直普通だ。
でも、好きなると可愛く見える。
『あばたもえくぼ』
よく言ったものだ。
さてと、起きるか。
体を起こす。
「あれ?」
なんだか、違和感を感じるのはきのせいか・・・
周りは何も変わっていない。
外に出る、
いつもと同じ。
でも、違う。
何だろう?
「当たり前だよ」
その声に驚く。
どこだろう?
「上だよ。上」
そこには、あの子がいた。
でも、小さい。
「やあ、先ほどぶりだね」
「えっ、どうして・・・」
「どうしてって・・・」
あの子・・・
いや、彼女は不思議そうな顔をする。
「君はまだ、夢の中にいるんだよ」
目覚める時 勝利だギューちゃん @tetsumusuhaarisu
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