第24話 人喰い鬼編⑦

「ふぅ、、」

俺はひとまず安堵した。

俺の能力は元からある鉄を変形させるのは、魔素をあまり使用しないが、何もない空間に鉄を創造させるのは、とてつもなく魔素を使用する。

おかげで体がダルい。

「俺の、、水ッが、効かァ、、ない?」

手を伸ばした姿で硬直したそいつは、

肩を震わせている。

、、、いや待てよ?!

確か異能は異人1人につき1種類しか持たないはず。

ってことは水系統のこいつは、さっき攻撃を仕掛けた電気系統の奴とは別人か

「悪いが、おまえの相手を長々とすることが出来な

くなった。

とっとと終わらせよう。」

「舐めるなよォ?!」

俺も相手も真っ直ぐに駆け出す。

コンマ0.1秒の間にも俺の頭はフル回転されている。

「神速・5閃!」

俺は相手に向けて刀を振る。

相手は無駄のない動きでそれを避け、

俺の鳩尾を容赦なく殴りつける。

「んぐっ!」

嗚咽をもらしながらも、俺は相手から目を離さない。

「おまえのクセはもう把握した」

「はぁ?」

相手が俺の横腹を蹴ろうと、体を傾ける。

その隙に叩き込む!

俺は刀を放り捨て―

「発勁ッ!」

とびきり強い発勁をプレゼントした。

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