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目次
そっちはどうする？
「一緒に帰ろう」
「……勝手にすれば？」
彼からの誘いに可愛げのない言葉を返すのは、わたしの悪いくせだ。どうしてもっと素直に、うれしいと伝えられないんだろう。
「んじゃ、お言葉に甘えて」
するりと繋がれた手に驚きの声を上げると、彼はいたずらっぽく微笑んだ。
「勝手にさせてもらうから。で？」
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