132話  未知とのコラボ

12月×日


 事務所にて新戸葛音あらとくずね先輩とお会いしたが、何というか……嵐のような人だった。兎に角自分の言いたいことだけを言い逃げするみたいな、今まで余り付き合いのなかったような性質の人だ。自分が詮索されるのを避けるためにああ言った言動をしているのか、単なる素なのか分からないんだけれども。少なくともその言動はまさにVTuberである新戸葛音あらとくずねそのものだった。


 あの後、彼女の勢いに気圧され呆然と立ち去る姿を見ていることしか出来なかった。そのタイミングで丁度事務所に到着した獅堂先輩と鉢合せになった。その時私は面食らった表情でもしていたのか、挨拶と同時に「何かありまして……?」と質問を投げかけられてしまった。


「あ、いえ……つい今しがた新戸先輩と初めてお会いしたところでして――」

「あっ……(察し」


 とまあ大よその流れを察したのか、サムズアップしながら「いずれ慣れますよ。いずれ、ね」と流石は付き合いが長いだけはある発言。曰く「はもうそういうものだと諦めるしかない」とのこと。災害か何かみたいな扱いなのだろうか。


――――――――――――――――――――――――――――――

新戸 葛音@neet_underlive

事務所でレイレイと遭遇した

お話しちゃった☆彡

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獅堂 エリカ@erika_underlive

あの後凄い引き攣った笑みの神坂さんをお見掛けしたんですけれど

お前が原因か

遠い目をしていた

――――――――――――――――――――――――――――――

新戸 葛音@neet_underlive

あ、今度エリカ、ワタシ、レイレイ。後ミカちゃんでコラボするから

レイレイにはさっき言ったけど、

ミカちゃんには言ってないから誰か言っといて

合コンマリーオンカートやるぞやるぞ

――――――――――――――――――――――――――――――

獅堂 エリカ@erika_underlive

アポくらい自分で取れやァ!?

後なんか物議醸しそうな言い回しィ!

面白そうだからやるけどさ

――――――――――――――――――――――――――――――


 とまあこんなやり取りがあの後されていた。付き合いの長い獅堂先輩であっても彼女には振り回されてしまうらしい。後冗談だと思っていたコラボが本当に実現しそうなのが末恐ろしい。マシュマロとかに沢山苦情来てたりしないだろうか。色々心配である。


――――――――――――――――――――――――――――――

御影 和也@kazuya_underlive

ディスコ見たけど裏でも何にもメッセないんですけれど

えっと、これは本物の垢なんですかね?

――――――――――――――――――――――――――――――


 後、裏でも連絡来ていたりとかしていなかったので御影君は非常に混乱していた。まあうん……そりゃあそうなるね。ちなみに、月と太陽コンビからディスコでその旨の配信告知ツイートのURLと笑顔の顔文字だけがスタンプされたものが、私宛に送られてきた。その笑顔から謎の圧を感じるような気がするのは気のせいだろうか?


 せめて同じ箱の仲間同士でなら気軽にコラボ出来るような空気感にはなって欲しいとは思うが……現状それで問題があるのって私くらいか…………? いや、御影君も大体似たような感じって話だったか。あまり波風立たない方法で間接的なコラボとかで何とかならんもんだろうか。


 ちなみに今回のコラボに関しては批判的な意見もない事もないが、1期生コンビが絡むと大体ネタ枠みたいな扱いになるようで、「頑張って下さい」とか励ましのメッセージを頂いた。そのメッセージ通り、明日は精一杯頑張るとしよう。


12月×日


「あー、なんの因果かコラボします。獅堂エリカです」

「本人からのアポは結局ありませんでした。御影 和也でーす」

「振り返れば私が原因というかキッカケだったのかもしれませんね。何か申し訳ありません……神坂 怜です」



[新戸被害者の会]

[被害者の会は草]

[でもきちんと集まってくれる]

[あったけぇなぁ]


 結局昨日の今日で全員スケジュールを合わせてマリーオンカートのコラボ配信をすることとなった。この時期に全員の日程調整が早々に出来たのはある意味奇跡に近いのでは? あるいは新戸先輩がその辺を事前に調査した上で今回の件を計画したのかもしれないけれども。どうにも彼女は底が知れないというか、あの性格が素だったとしても何も考えなしにやっているとも思えない。


「え? ねぇ、どのキャラクターが強いの? ねーねー」

「自己紹介しなさいよ、あなたねぇ」

「ハハッ、やあ! ボクは千葉のネズミ帝国からやってきたミッ――」

「先輩、それは不味いっすよォ?!」


[それ以上いけない]

[そこに喧嘩うるなw]

[まず配信枠を取れ]


「新戸先輩、配信枠ないみたいですけれど……?」

「え? みんなの枠あるからいらなくない?」

「なんならそのクソニート、ゲーム本体も社長の借り物ぞ」

「えぇ……」

「マジぃ……?」


[いるよ!]

[そうはならんやろ]

[以前のままのパソコンスペックなら多分枠とってもカックカクやぞ]

[社長を何だと思ってるんだ……]

[玩具]

[後輩君ドン引きで草]


「ニートが枠取らないのはもういつものことなので、スルーでいいですよ。はいルームナンバー今送ったんで確認お願いします」

「りょーかいっす」

「はい、確認しました」


 以前私が配信でプレイしていた『大活劇バトル』とは異なり、フレンドしか対戦できないという縛りはなく、ルームナンバーさえ知っていれば誰でも対戦出来るので配信者側としては気軽に視聴者とゲームが出来るので非常にありがたい機能である。最初はこのコラボメンバーと空いた頭数はCPUを入れる予定だったが、参加型にした方が盛り上がるだろうという御影君の意見を採用。我々が全員ルームに入った後で、番号を視聴者さんに公開して入ってきてもらうという方式だ。


 ちなみに、新戸先輩がコラボのときでも自身の配信枠を取らないのは毎度のことらしい。配信することはあっても、パソコンのスペックが原因なのか、配信ソフトの設定側の問題なのか定かではないが……画面がカク付いたり、超低画質だったりと色々問題があると表ではそう解釈されているようだ。


 しかし、普段ライバー間の連絡に用いているチャットツールでは初期設定だと入室しているメンバーがプレイ中のゲームタイトルが分かるようになっている。彼女がよく配信外でゲームをプレイしている――この業界的には『裏で遊んでいる』と言う状態になっているのが散見される。それも結構な高スペックを要求するようなゲームタイトルもあったので、パソコンのスペック不足ってことは考えにくい。配信枠取らないのは他の演者に数字を配るためだったりするのだろうか?


「さんいちよん――円周率じゃん!」

「素で番号バラさないでよ、ニートさぁ……あ、昨今のキッズは円周率3だったりする?」

「それって一瞬だけじゃなかったっけ? 俺の時ふつーに3.14でしたよ?」

「円周率は3.14で、重力加速度は9.81でした」


[クラスに1人は何十桁も覚えてるやつおったよな]

[いたいた]

[ハイレナカッタ……]

[リスナー枠埋まるの早すぎ]

[こういうの回線勝負なところはある]


「基本的に一回参加された方は他の方に譲っていただくという形を取っていただければ」

「神坂さんいると負担減って助かる」

「へへ、そうでしょうそうでしょう」

「なんでミカ君がちょっと得意気なんですかね……」

「薄い本が厚くなるな。2人を竿役にしたワタシの薄い本出してもいいよ」

「お前が発言する度に後輩君がドン引きしてるの流石に察して、どうぞ」


 リスナー参加型はユーザー数が多いとその分参加するのは難しくなる。私個人であれば、正直希望者全員を参加させることなんてそう難しい話じゃない。このゲームの場合は最大12名。我々あんだーらいぶ組を除いて8枠がリスナーさんということになる。現在各チャンネルの同時視聴者数の合計は1万近くあるので、その中からたったの8人。難関大学の入試より高倍率である。もっとも、視聴者全員が参加を希望しているわけじゃないし、コメントにもあるように回線の速度も大きく影響するだろうけれども。


「1位取るまで終われまテン! だからね。みんなワタシを勝たせて5分でコラボ終わるんだぜ。早く終わらせてワタシは深夜アニメの実況しなくちゃなんだ」


[フラグかな?]

[前振りか?]


「私は日付変わる前に普通に去るからね、大体貴女が飽きるまでみたいなノリでしょ」


 3カウントダウンの後にレースがスタート。


「よーし勝負だ勝負だ。いいかワタシの呼びかけに応じたリスナーたちよ。ワタシ以外を集中攻撃するのだ――って、ちょっと待て。リスナー。ワタシに甲羅を投げたり体当たりするのはやめろォぅ! らめぇ! ひぎぃ! 壊れちゃうぅう!」

「やめろ! 私達のチャンネルBANになったらどうするんだ」


【マリーオンカート】獅堂先輩、新戸先輩、御影君とコラボ【神坂 怜/あんだーらいぶ】

最大同時視聴数:約800人

高評価:500

低評価:130


神坂怜 チャンネル登録者数17,500人(+500人)



◇◆◇◆◇◆


あんだーらいぶを語るスレ XXX配信目

 

332 名無しのライバー ID:+5oe9sB0c

まさか本当に実現するなんて

 

 

獅堂 エリカ@erika_underlive

ニート、神坂さん、御影さんでマリーオンカートコラボします

関係者におかれましては、

大変ご迷惑をお掛けしましたことこの場を借りて謝罪させていただきます


 

333 名無しのライバー ID:uvr0S+GR2

>>332

昨日の今日でコラボするあたり皆優しい

 

334 名無しのライバー ID:SPQ4LYs+k

>>332

流石尻拭いし続けてきた女だ

仕事が早い

 

335 名無しのライバー ID:4ayKFke/S

>>332

なんか図ったように全員丁度今日スケジュール空いてたっぽいな

 

336 名無しのライバー ID:McZmd97+K

ま、まさかニートの奴最初から全てを把握した上で――?!

 

337 名無しのライバー ID:NUMY+MKWM

彼女そこまで考えてないと思うよ

 

338 名無しのライバー ID:CDYUb01dq

真顔でなんてこと言うの

 

339 名無しのライバー ID:0Kln8xVlo

底が読めないからやってても不思議ではないけど

 

340 名無しのライバー ID:S+D0fR4iz

最初期メンバーの癖に未だに謎なところが多いからな

 

341 名無しのライバー ID:rfloVtf7B

あんだーらいぶ七不思議定期

 

342 名無しのライバー ID:VvYrDaZuY

あー、あの中身がふわふわして内容がスレによって異なる

ガバガバ七不思議ちゃんですか

 

343 名無しのライバー ID:ILZhJ40eX

各々定義が異なるだけだから……

 

344 名無しのライバー ID:yYhNMItB6

諸説あるけど

・社長関連

・ニート関連

・昔ガワだけ公開されていた謎メンバー

・女帝の過去

 

この辺は鉄板やな

 

345 名無しのライバー ID:xScYYnqI7

あさちゃんのASMRアイス舐め配信がBANされなかったのもある意味七不思議

 

346 名無しのライバー ID:AGmKO+muX

あれは海外ニキが女の子だと思って

「so cute!」って言ってたのにリスナーに女性じゃなくて男性だよって

教えられて脳破壊されたエピソードがすこ

 

347 名無しのライバー ID:hjvVPx0Ks

でもあの後ちょいちょい配信でコメントしてるんだよな、あの海外ニキ

 

348 名無しのライバー ID:n1gX8+ZtB

何ならちょっと日本語勉強して平仮名でコメント打てるようになってっから

 

349 名無しのライバー ID:g5yNuNLHR >>350 >>351 >>352

1位になれるまで終わらないらしいです

 

 

新戸 葛音@neet_underlive

4人のうち誰かが1位になれるまで終われない配信

ワタシ上手すぎるから多分5分で終わっちゃうわ~


 

350 名無しのライバー ID:kKFPXLx2n

>>349

フラグ立てるな

 

351 名無しのライバー ID:1eGo+LGiM

>>349

確かに裏でゲーム遊びまくってるからな、こいつ……

 

352 名無しのライバー ID:MoBthread

>>349

なお聞かされていない模様

 

 

御影 和也@kazuya_underlive

俺の知らないところでコラボが決まって

配信内容も決まって

あんだーらいぶっておもしれぇ……!

(意訳:次からは事前に確認お願いします)


 

353 名無しのライバー ID:Ie2w/gZ/L

一番の被害者枠:ミカ

 

354 名無しのライバー ID:B+eJgiZZb

意訳w

 

355 名無しのライバー ID:t7i90VH+s

相手がニートなら何言っても無駄なんじゃ……?

 

356 名無しのライバー ID:GXzgdGYTr

ニート「ハハッ、やあ! ボクは千葉のネズミ帝国からやってきたミッ――」

 

357 名無しのライバー ID:ZsOQzuVz3

や め ろ

 

358 名無しのライバー ID:y7tPhLMZL

ネズミ帝国に喧嘩売るのは不味すぎるだろォ!

 

359 名無しのライバー ID:rbvC3foSs

絶対配信できないゲームだしな

 

360 名無しのライバー ID:8QUZgqc49

ツキノワグマのツーさんのホームラン競争は配信してるやん

あいつも帝国の一派やぞ

 

361 名無しのライバー ID:148AeBvsK

帝国の一派って書くと途端に悪の組織感が凄い

 

362 名無しのライバー ID:Hl1LQwZm4

無言で月太陽コンビがこの配信のリツイートしてるけど

笑顔の絵文字に圧を感じるのは気のせいか……?

 

363 名無しのライバー ID:gckineki/

気持ちは分らんでもない

構ってほしいんだろうなぁ

 

364 名無しのライバー ID:MycW0fOMh

ニート「いいかワタシの呼びかけに応じたリスナーたちよ。ワタシ以外を集中攻撃するのだ」

ニート「ちょっと待て。リスナー。ワタシに甲羅を投げたり体当たりするのはやめろォぅ!

    らめぇ! ひぎぃ! 壊れちゃうぅう!」

 

女帝「やめろォ! 私のチャンネルがああああ?!」

 

365 名無しのライバー ID:xfgxnWof+

フラグ回収はえーよ

 

366 名無しのライバー ID:NNRZ5502S

早速わからされてて草

 

367 名無しのライバー ID:MoBthread

ちょっと興奮するよね(ムクムク

 

368 名無しのライバー ID:sEkc7pQkw

えぇ……(ドン引き

 

369 名無しのライバー ID:TuX/JHR1E

ニート「煽り運転をされています! 今流行の!」

 

ミカ「車免許持ってねぇや」

女帝「皆さん! 無免いますよ、ここに!」

脱サラ「いや、そもそも年齢的に先輩は免許持てないのでは……?」

女帝「( ゚д゚)ハッ! げ、原付の免許あるから……」

ミカ「でも選んでるのはバイクタイプじゃなくてカートタイプのマシンっすよね?」

女帝「……今日ハイイ天気ダッタネ」

ミカ「誤魔化した」

脱サラ「誤魔化しましたね」

女帝「いやぁ! 男性二人に弄ばれていまぁす!」

2人「や め て」

 

ニート「いやぁ! 集団ストーカーに襲われていまぁす!」

 

370 名無しのライバー ID:CRyvNrhr4

まーたボロが出てんぞ女帝ェ……

 

371 名無しのライバー ID:mhuArrsTx

普通自動車免許持ってるJK(17歳設定)

あー、もう滅茶苦茶だよ

 

372 名無しのライバー ID:YcSyor52k

畳「魔界設定で本当に良かったぜ」

 

373 名無しのライバー ID:aQ2mz7s7s

何でもかんでも魔界のせいにできる点を考慮するとマジで便利だよな

 

374 名無しのライバー ID:AsRGaOCJl

VTuberの時点で「バーチャルでは」って枕詞付ければへーきな気がするけど

 

375 名無しのライバー ID:9tCyWGEus

それもそうか

 

376 名無しのライバー ID:SllV205sQ

脱サラ「さっきからずっと私のところ、リスナーさんがピッタリくっ付いて来てる」

女帝「そっちのがストーカー案件」

ミカ「ちょっ、なんで新戸先輩こっちくるんですか?! 止めて下さい巻き添えは嫌だぁあああ」

ニート「草」

 

377 名無しのライバー ID:rPUWhJX2L

邪魔するでもなくずーっとただただ張り付いて画面に映るユーザー

キャラ名が『FPSプレイヤー』なのにレースゲー上手いの草

 

378 名無しのライバー ID:0y+MIM43z

コースアウトしたらちゃんと後追ってくるw

 

379 名無しのライバー ID:W6wvDDMOH

一方巻き添えで次々に被弾するミカ

 

380 名無しのライバー ID:ZZct+o4Lh

お労しや

 

381 名無しのライバー ID:H39lx1GEt

3位くらいだったのが一気に最下位やん

このゲームあるあるやけど

 

381 名無しのライバー ID:H39lx1GEt

ふぁ?!

 

382 名無しのライバー ID:9SNwVkUs3

 

383 名無しのライバー ID:T0Fe8TxLi

え、何これ配信終わるん?

 

384 名無しのライバー ID:UAyVGUFHg

最下位まで沈むミカ

コースアウトかと思ったら奇跡的にショートカットに成功

強アイテム連打でまさかの1位に

 

385 名無しのライバー ID:VRXG2j72r

ミカ「何やってんだ、俺ぇええええ!」

 

386 名無しのライバー ID:6FLRcamtx

セルフで草

 

387 名無しのライバー ID:eoECNhc8a

女帝「言いたかったのにぃいいいい!」

脱サラ「私も言いたかったな」

ニート「待って、なんで。さっきまでワタシ1位だったじゃん。12位ってなに……」

 

388 名無しのライバー ID:l//1qPvEc

新戸虐たすかる

 

389 名無しのライバー ID:B5HEsAhO9

ニート「ねー、もーいっかい。もーいっかいやったらワタシ勝てるから」

 

390 名無しのライバー ID:IBx62hFqj

おねだりは可愛いじゃないか

 

391 名無しのライバー ID:gckineki/

朗報 配信続行



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■『アラサーがVTuberになった話。』第2巻発売中です&重版決定しました!

■『次にくるライトノベル大賞2022』にて本作が単行本部門2位となりました


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