7月13日 忠誠を尽くす心

「どこ見てる、楓斗」

「逸樹!」


背後から突然の声に驚く。

慌てて振り返ると、

最近結婚したばかりの2人がいた。


「楓斗くん、久しぶり。犬見てどうしたの?」

「あ、いや。俺、よく犬みたいって言われるんだけど、どこが似てるのかなって考えてて」

「「主人に忠実なところ」」


声を揃えて、言わなくても。


誕生日花:『ホタルブクロ』

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る