6月7日 ご親切にありがとう
「茜音ちゃん、家まで送るよ!」
バーベキューがお開きになり、
帰ろうとしていた時だった。
「え、でも楓斗くん、家、反対じゃ……」
「もう遅いし。夜道、危ないから」
「……じゃあ、お言葉に甘えようかな?」
「甘えちゃって」
「ありがとう」
もう少し、彼と話していたい気持ちが
自然と通じたのだろうか。
誕生日花:『宿根アマ』
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