4月21日 私を忘れないで

「もし、記憶喪失になったらどうする?」


突然、彼が真剣な眼差しで聞いてきた。

つい最近のドラマの影響だろう。

すぐに私は答える。


「そんなことになってもいいように、感覚的に覚えてられるぐらいに私のこと、身体全身に記憶を刷り込ませる!」


彼は目を見開き、そして吹き出した。


「さすが、僕の彼女」


誕生日花:『ワスレナグサ』

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