部活ができない日
うちの学校では、テスト期間は部活は全て活動禁止と決められていた。だから、今日はみんなテストが終わると、すぐに家に帰ってしまっていた。
俺もテスト期間内に出しておかなければならない課題を先生に渡し終えたので、さっさと帰ろうと思い職員室から戻ると、教室ではクラスメイトが一人で深刻な顔をしてため息をついていたので声をかける。
「どうしたんだよ? せっかく今日は早く帰れるのに、まだ教室に残っているのか?」
「部活ができないから帰れないんだよ……」
部活ができないことと早く帰れないことは真逆の話なのではないだろうかと首を傾げていると、クラスメイトが続けた。
「帰宅部なんだよ……」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます