復縁したい
「わたしさ、元カレと復縁したいんだよね」
高校の帰り道によったファーストフード店で、口いっぱいにハンバーガーを頬張りながら友達に言われて、わたしは一瞬耳を疑った。
「復縁? いや、無理でしょ……」
「えー、なんでさ。わたしには魅力がないってこと?」
ハンバーガーを頬張ったまま、さらに頬を膨らませている姿を見て、わたしはため息をついた。
「別にあんたの魅力があるとかないとか、そういう問題じゃないでしょ……。もっと根本的な問題」
「根本的な問題って何?」
「あんたさ、今まで何人の男の人と付き合ってきたの?」
「0だけど」
もう一度大きなため息をついたわたしのことを不思議そうに首を傾げながら彼女は見つめていた。
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