いわく『大変』女性にもてる侯爵さまに、全力でもてあそばれてるよ! 〜なんだかんだで甘やかされて、多分、幸せなんだと思います。婚約するって大変だ!〜

作者 司之々

ちょっと変わった男女のカップル?

  • ★★★ Excellent!!!

 この物語、第一幕の10超えたあたりから化けてきます。貴族と自転車の絡みもあるので、おそらく推定1800年代の後半あたりが舞台かもしれません。(※そうではなくそういう世界線なのかもしれない)

※この感想は第一幕まで読んだ感想になります。
 
 アルフレート侯爵。この人もまた癖の強い人で、でも自信がある人。ユーディットの方もまた人と比較するタイプで自分の中の世界に逃げ込むタイプ。
 この2人だからこそうまくいく関係があるのかなあと、思います。
 そしてまた結構アルフレート侯爵はずばずば言う人。他人にも自分にも。これをぶっちゃけるというのでしょう。その中でも好きなセリフがあります。

「ユーディット。私は自分が、恵まれた人間だと知っています。裕福な貴族の家に生まれ、容姿ようしと才能に優れていました。もちろん努力もしましたが、努力が実みのらないということがありませんでした」

 人のやっかみを無視したここまで言えてしまう発言。ここに彼の性格があらわれていますね。貴族って基本的に苦労していない世代の人はそういうこと言う人が多いイメージが個人的にはありますが、特徴的な意味でもすごい再現できているのかなあと思います。

 それから物事の本質に触れる言葉があったので書いておきたいです。これは

「練習は、最初は繰り返すだけって、お父さま言ってた。繰り返して、必要なことを身体に気づかせるんだって」

 人間の痛みや失敗を感じるともうそれを経験したくないと思います。その理屈の結果は、その部分を立場を築いたあとに誰かに代わってもらうか、もしくは自分がどうしてそうなってしまうのかの原理に気づいて修正していきます。
 そしてそういうことを言える人とアルフレートは仲良くしている訳なんですね。アルフレートの何か見えない事情とかもありそうです。自信持ちの彼が他人の目に見せる態度とは真逆のことを言う人と交流がある訳ですから。

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