仏滅に、詭弁を射た
終点下車。駅から職場まで、徒歩で移動した。途中にあるカフェにオープンと同時に入店。カウンター席に陣取り、簡単な朝食をしたためた。サラリーマン風のおっちゃんたちが続々とやって来る。彼らの目的は、店内に設けられた「喫煙スペース」である。
コーヒー代を払ってまでタバコが吸いたいという心理は、俺には皆目理解できないが、歩行喫煙を平然とやっている連中に比べれば、彼らは場所と状況の把握能力を有する紳士たちだと思う。
かつては「大人の小道具」であったタバコだが、いつの間にか「餓鬼の玩具」になって(なり下がって)しまった。この現象、日本人の幼児化と無縁、無関係ではあるまい。
例をひとつ。全面禁煙の職場の門を出て、数歩歩いた場所で吸い出し、そのことを注意されると「ここは職場じゃない」などと開き直る幼稚さ、愚劣さ。まさにジャリの理屈である。その前に仕事着を脱いで、私服に着替えろよ。まともな職員まで、同一視(バカ扱い)されるじゃないか。
カフェを出て、職場を目指した。歩きながら、ラジオの情報番組を聴いていた。今日の話題は「新大久保で大人気のある食べものと一部来訪者のマナーの悪さ(歩き食い)について」であった。
そういう習慣を持たぬ俺には、理解を超えた行動だが、実際に存在するのだ。他人の迷惑を一切考えない奴ら。教えるとか、教えられるとかの話じゃない。水準があまりにも低すぎる。注意書きやお声がけ程度では手ぬるい。発見次第、町から叩き出すべきだ。〔11日〕
[Quinもわさんのコメント]
モラルの低さは近年の大きな問題ではありますよね。明日は我が身、それがわかってない人は都合のいいときだけ守るみたいな傾向があるのは悲しいところ。
[闇塚の返信]
「それ以前」の人もいますけどね(苦笑)。俺も気をつけたいと思います。根性が横着ですから。意識をしていないと、すぐに本性が出ちゃう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます