★★★ Excellent!!!
真の強さ、優しさを知る物語 桜 透空
ようやく読み終えました。花音さんの小説は以前から読みたいと思っていたのですが、どれを読もうか迷ってしまって。でもタイトルの意味を知りたくてこちらを読むことにしました。
序章から怒涛の展開ですでに沢山の伏線がちらほら。この先どう展開していくのか楽しみな始まりでした。
会話文と地の文のバランスもとても良くて読みやすかったです。
バドミントンの詳しいルールなどは知らなかったのですが、試合の場面では息を呑むように躍動感が伝わってきてこちら側も熱くなってました!
恋、友情、家族。どれも侑にとっては大切な存在だった、という胸が熱くなる場面が何度もあって目頭がじんわりと熱くなりました。
どのキャラクターも存在感がありますね。特に侑のキャラが一番好きです。友達になりたいですね。次に優子さん。
思春期特有の葛藤や迷いは勿論あるけれど、リワインド抜きでもそれらを跳ね返すような芯の強さを侑に感じました。だからこそ優しさが光るものです。
優子さんは登場時から謎な感じではありましたが、もしかしたらそうなのかも……という思いもありました。優子さんと侑の場面『答え合わせをしましょうか?』では、迫真迫る二人の感情がこれでもかというくらい全面に押し出されていて涙腺崩壊でしたが。
勢いで書いてしまいましたが。あまりレビューは書かないのでおかしな文章になっているかもしれませんが。とにかく伝えた…
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