第10話 その日以降付き合うことになった
結局・・・ 大会までとの条件付き。
毎日、朝ごはんと晩御飯を提供してもらうことでかおりの練習に協力することになった。
「それでですね、寝る場所は客間か道場にしたいんですが・・」
「あらあら・・・遠慮しなくてもいいんですよ」
「遠慮とかじゃなくてですね・・」
「かおりちゃんは、どうかしら?」
すると、にぱっと笑って答えた。
「いまのままで、い〜よ〜」
俺は助けを求め、退院してきたかおりの祖父を見る。
しかめっ面をしている祖父。
その時、澄子さんが言った。
「もちろん、いいわよね。あなた」
「いやしかし、結婚前の男女が・・・・」
「もちろん、駄目とは言わないわよね。あなた」
ものすごい迫力。
いつもはにこやかな澄子さんとは思えない。
「はい・・・」
小さく答える、かおりの祖父。
「にひひひ・・・」
まじかよ・・
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