第452話 栞のこと 📚



 土曜日の朝のカフェは満席で、用紙に名前を書いて並んでいる人も10人ぐらい。


 ほんとうはフリーのわたしは遠慮しなくちゃいけないよねと思いながら、名古屋式モーニングをいただきながらの俳句づくりと読書の時間は、どうしても貴重で……。


 やっと順番が来たと思ったら空いたのは光線が暗い北側スペースで「目がよくないので南が空くのを待っています」と告げたら、けっこう露骨に迷惑がられ……。💦


 なんとか南側の席を確保できたところへ水とおしぼりを運んで来てくださったのは幸いにも別のスタッフさんで(笑)、恐縮していたら、やさしい声が聞こえました。



 ――その栞、かわいいですね。ヾ(@⌒ー⌒@)ノ



 それは俳句を始めたときから歳時記用に使っている、某出版社製のひまわりの栞。

 マスクの上の目がニコニコ笑っていて、「わたしも本が好きなものですから」と。


 おかげさまで、その日1日中幸せでした。(*´▽`*)








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