第202話 雨あがり 🌂




 長雨がようやく上がったので、1週間ぶりに散歩に出かけると、川は水嵩を増し、稲の穂はぎっしり実り、青柿はより大きくなり、朝顔や月見草があざやかで……。


 久しぶりの目をあちこちへ遊ばせているうちに、晴れ間が見えていた空がにわかにかき曇ったかと思うと、またしても大粒の雨がパラパラと降り出して来ました。⛆


 傘を持参していなかったので、ええいままよとそのまま歩きづづけ、上からは雨、なかからは汗で、全身びしょ濡れになりましたが、いささか丸くなり気味だった背中もすっきりしましたし、雪国うつならぬ大雨うつも解消しポジティブになりました。

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