第50話 ヤンデレ
「うぃううぃー」
「あらひさ」
じゃんかば
「俺さ、誰かにめっちゃ優しくされたい」
「無理ね」
「理由を述べよ」
「翼だから」
「存在否定が通常運転」
「ちなみに誰かに優しくされたい理由は」
「君みたいな人がいるから」
「かわいい幼馴染と一緒に帰れるだけでも憧れる人いると思うよ」
「土に還されそうなんよ」
「土に謝れ」
「俺に謝れ」
「翼はとりあえず疲れてるのよ。休みなさい」
「心が疲れてるんだと思います。ヤンデレでもいいから優しくされたい」
「ヤンデレは思ってるより大変よ」
「そうなの?」
「翼LINEの返信すぐにできる?」
「三日くれ」
「その子以外の女の子のLINE削除できる?」
「女の子のLINE持ってない」
「私は?」
「グレーゾーン」
「翼はヤンデレちゃんに刺されて死にたい? それとも私に殺されたい?」
「どうせ死ぬなら……痛くない方がいいな……」
「無理」
「私、翼は即急に癒しを求めるであります!」
「じゃ、頑張ってね」
「じゃねー」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます