人間ではなくなってしまった少女が、人間としての何かを取り戻していく物語
2020年7月27日、通学途中のトンネルをくぐった先は、47年後の未来だった。
未来の世界では次々と襲いかかってくる白い巨人に街を蹂躙され、人間は地下に追いやられて暮らしていた。
そして、対白色巨大生命体特殊攻撃隊──通称『対白』──が陸上自衛隊内に組織され、『特殊隊員』と呼ばれる強靭な肉体を持つ人々が『対白兵器』を駆使して白い巨人から人々を守っていた。
タイムスリップを経た少女は『何故か』驚異的な身体能力と回復能力を手に入れてしまい、この果てなき戦いに巻き込まれていく。
幼馴染みで初恋の彼の息子、同じ境遇の仲間たち、守るべき人々……様々な出会いと別れが指し示す過酷な道の先に、17歳の少女が見出すものとは──。
【3部構成30万字完結予定 現在:第2部後半 政府の陰謀編 完結まで残り約17万文字】