無人村-私は秘境の恐ろしさを知る-

おむ

第1話

 2021年某日


 私は夫と引っ越し先に向かっていた。

 

 夫は配管工のおじさんが主人公を務める某有名ゲーム会社に就職しており、夫のおかげで裕福な生活を送っていたのだが、そんな私たちにはある夢があるのだ。

 

 それは都会の喧騒から離れて、まったりと自然の中で自給自足の生活をすることだ。


 田舎では水道水を気にせず飲めたり、空気が美味しく感じたりというのをよく聞く私にとって憧れなのだ。


 二人で話し合った結果、貯金を目標金額になったら引っ越そうとなった。そしてそれは現実となる。

 

 どうせ田舎に住むならド田舎がいいね、なんて話し合いをし、コンビニに行くのに一時間はかかる山奥に住む事になった。


 私は助手席に座り、トイプードルの愛犬モコの頭を撫でる。


 「今日中には着くけど、コンビニ寄る?気軽にコンビニ寄れなくなるし」


 夫が愛車のランボルギーニを運転しながら聞いてくる。


 「そうね、虫除けスプレーとかモコのエサを買いたいかも」


 「おっけー」


 私たちは目的地に向かう前に、コンビニへと行く事にした。

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