2期生ウィーク第4弾!第1回2期生マシュマロ食事会!

帰ってきた、マシュマロ配信


『CRE8レッド! たらば!

CRE8イエロー! 愛鈴!

CRE8ブルー! リア!

CRE8ピンク! 芽依!

CRE8グリーン! 枢!

五人揃って!二期レンジャー!

で新番組どうすか?』


『……なにがどうすか? だよ。ってか、初っ端からこの濃さのマシュマロが来んの……?』


 夜9時ジャスト、最早お馴染みとなった時間に始まった2期生ウィーク折り返しの配信は、冒頭から濃いマシュマロとそれに対する枢のぼやきからスタートした。


 彼が自分だけでなく同期全員を巻き込んだマシュマロの中身に辟易とした呟きを漏らす中、まだHPが残っている有栖たちは楽しそうにそのマシュマロについて話題を広げていく。


『え~、いいじゃん! 私は好きだよ、こういうの!』


『わーも、こったヒーローの名乗りみだいなのは好ぎだ!』


『ふふっ、折角だし、1回みんなでやってみます?』


『いや、ちょっと待って。どうして私がイエローなわけ? 普通、ここは私がピンクじゃない?』


『いや、妥当だろ。お調子者の3枚目、お前にぴったりじゃねえか』


『はぁぁぁぁっ!? 誰がカレー大好きの食いしん坊だぁ!? イエローの枠はお前だろ! なんで知的なグリーンの座に居座ってんだよ!?』


『このメンバーの中で1番知的なのは誰だ? 少なくともお前じゃねえよなぁ!? 仮に俺がイエローになったとして、お前がグリーンはないわ!』


『私はピンクだって言ってんだろ!! 芽衣ちゃんはイメージカラーに黄色っぽいの入ってんだから、ポジション交換してもいいじゃんかよ!』


『お前、ピンクってのはチームの中で1番女性らしい可愛い人間がやるもんだろうが。芽衣ちゃんがイエローになったとしても、お前がピンクはねえよ』


【初手バチバチの殴り合いで草】

【枢が言ってることが正し過ぎてラブリーが一方的にボコられてるじゃん】

【イメージカラーに合わせて芽衣ちゃんをイエローにしよう。で、料理も出来てママみもある枢がピンク。ラブリーは……クビだな】


『リスナー共! 勝手に人を除け者にするんじゃないよ! あー、もうこれ二期レンジャー解散決まりました! 方向性の違いで空中分解しました!!』


 配信の始まりからトップスピードで飛ばす愛鈴の咆哮がこだまする。

 彼女のリアクションにリスナー共々大笑いした2期生たちは、ここで一旦話をリセットすると各々が自己紹介を行い、今回の配信についての説明を開始した。


『え~……遂にこの日がやってきてしまいました。本日は2期生全員が揃ってのマシュマロ食事会となっております』


『各個人のマシュマロボックスに寄せられた厳選マロを持ち寄ってきたから、楽しみにしててね~!』


『大丈夫かな……? わーのマシュマロ、見劣りしないかな……?』


『いやぁ……枢のところに送られてくるクソマロには誰も勝てないでしょ』


『他人事みたいに言ってるけどな、お前ももう少ししたら俺と同じ目に遭うようになるぞ。予言しておいてやる』


『やめろよ! お前が言うとリスナーたちが扇動されるだろうがよ!!』


 楽しそうにしている他4名と比べ、枢は既に疲弊しているようだ。

 この配信で使うマシュマロを選定するのに相当神経を使ったんだろうなと、彼単体のマシュマロ配信を視聴したリスナーたちが彼に送られたマシュマロの濃さを思い返して納得する中、笑い声の芽衣が同期とリスナーたちへとこう告げる。


『まあまあ、一旦落ち着いて。まずは肩慣らしとして、普通のお便りに答えていこうよ』


『その言い方からすると、普通じゃないお便りがあることは確定してるんだよなぁ……!』


『そりゃあそうでしょうよ。誰にだってクソマロは送られてくるって!』


 こういう雑に笑える配信で最も輝く枢&愛鈴ペアがムードを作る中、楽しい(?)配信が今日も幕を開ける。

 数少ない平和な時を楽しむように、2期生(主に枢)は自分たちの下に寄せられたマシュマロを同期とリスナーたちの前に披露していった。


――――――――――


今回も近況ノートの方に寄せられた皆さまからのマシュマロを多数採用させていただきました。

多くの方々に協力していただけたこと、本当に感謝しています。


一生懸命頑張りますので、どうぞ最後まで楽しんでいってください!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る