第漆話 【 押し出し相撲 】

 その日、灰夢は満月が店の改築をすると聞き、

 恋白と子供たちを連れて、時間潰しをしに出ていた。





 灰夢の後ろを歩きながら、不意に言ノ葉が問いかける。


「お兄ちゃん、どこ行くんですか?」

「道場だ。まぁ、詳しいことは着いてからな」

「……はぁ、わかりました」


 灰夢は氷麗、言ノ葉、桜夢、風花、鈴音、白愛、恋白と共に、

 店の裏手にある、いつもの忌能力演習を行う、道場へとおもむいた。


「んじゃ、店が治るまでの時間潰しを兼ねて、新しい特訓の説明を始める」

「「「 ……新しい、特訓? 」」」


 灰夢の言葉に、子供たちが揃って首を傾げる。


「お前ら、今まで忌能力の練習を重ねてきただろ?」

「……はい」

「おかげで少なくとも、無意識に力の暴走はしなくなった」

「……そうですね」


 氷麗が自分の手を見つめながら、自分の成長を見つめ直す。


「桜夢は元々使ってきてるから、力の暴走を抑える練習は必要ないだろう」

「うん、大丈夫だと思うよっ!」


「──そこでだ。これからは、体を使った実践トレーニングを組み込む」

「「「 ……えっ!? 」」」


 まさかの灰夢の提案に、子供たちは目を見開いた。


「忌能力を使った、戦いのやり方ってことですか!?」

「そんな命懸けなことを、お前らにさせるつもりは無い。あくまで練習だ……」


「主さま。具体的には、どのようなことをするのですか?」

「えっとだな……。まぁ、見せた方が早いか」


 灰夢が靴を脱ぎ、予め敷いてあった畳の上へと上がる。


「畳の上で、何かするんですか?」

「あぁ……。ベアーズ、俺の周りに立ってくれ」


「「「 ──キュゥッ! 」」」


 十体のクマのぬいぐるみが、灰夢の周りに囲むように立つと、

 灰夢は羽織の上だけを脱いで、ぬいぐるみたちに指示を出した。


「今から全員で、俺を畳から叩き出せ……」

「……キュゥッ!?」


 突然の指示に、クマたちが戸惑いながら固まる。


「敵が侵入してきた時の戦闘のシュミレーションでいい、かかってこい」


「キュゥ……」

「キュッキキュ?」

「キュッキュ……」

「キュッ、キュッキュキュッキュッ!」


 クマたちが迷っていると、一匹のハチマキを巻いた、

 一際、変わった見た目をしたクマが、取りまとめだした。


「──キュッ!」

「「「 ──ッ!? 」」」


「キュッキュキュ……」

「キュキュ、キュキュキュッキュッ!」

「キュッ……キュキュ?」

「キュッキュ、キュキュッキュッキュキュッ!」


「「「 ──キュゥッ! 」」」


「……意見はまとまったか?」

「──キュッ!」


 ハチマキを巻いたクマが、コクっと頷く。


「よし、──こいっ!」

「「「 ──キュゥッ! 」」」


 十体のぬいぐるみは、構えると共に、一斉に灰夢に飛びかかった。

 それを、優しく受け流すように、灰夢が攻撃を巧みに交し始める。


「凄い……。見てないのに、交わしてる……」

「お兄ちゃんにも、魔眼があるのでしょうか?」


「ねぇよ。気配と振動、あとは動きの予測だ……」


「狼さん、カッコイイ……」

「ししょー、すごい……」

「さすが……です、おししょー……」


「言っとくが、俺のショーじゃねぇんだぞ?」


 後ろから来るクマも、見えているかのように交わし、

 灰夢は数分間の間、ひたすら畳の上で交わし続けていた。


「──よし、そこまでッ!!」

「「「 ──キュゥッ! 」」」


 掛け声と共に、ベアーズたちの動きが止まる。


「……と。まぁ、実際にやるのは、こんなもんだな」

「な、なるほど……」


 疲れの一つも見せない灰夢に、言ノ葉がゴクッと息を飲む。


「あの、お兄さん……」

「なんだ? 氷麗……」

「それは、何の訓練なんですか?」

「簡単に言えば、動きながらでも冷静な判断が出来るようにする訓練だ」

「動きながらでも、ですか……」


「狼さん……。それ、戦うための訓練じゃないの?」

「…………」


 桜夢の言葉に少し間を置いてから、灰夢は語り出した。



























「正直に言うと、戦う前提でやるつもりは俺にはない。


 だが、この間のマザーの時、ここに襲撃があったように、

 忌み子の存在にはどうしても、不意のトラブルが付いて回る。


 以前、蒼月も、俺がトラブル度に言っていたんだが、

『 怪異は怪異を呼ぶ 』、なんて言い伝えもあるそうだ。


 俺らは、確かに人間だが、普通の人間からすれば怪異と同じだ。

 この忌能力に選ばれてしまった以上、その現実は、もう覆せない。



 もちろん、何かあれば、今まで通り、俺らがお前らを守る。



 だが、もし外で何かトラブルに会った時に、

 そこに必ず、俺ら月影がいるとは限らない。




 最悪の場合……



























     『 辿り着いた時には、手遅れになることもあるかもしれない 』



























 その時間を稼いだり、逃げながら冷静に物事を考える訓練は、

 この先、いくらあっても損は無い。必ず、日常にも活かされる。


 氷麗が強盗に会った時のように、風花が妖魔に囲まれたように、

 何事もない日常であっても、不意に災難が降りかかることはある。


 己の生きる世界で、何かあった時、少しでも心構えを出来るよう、

 動きながらの冷静な判断力を補う為に、このトレーニングを行う。


 それに、俺がゲームやスポーツなんかで瞬発力が高いのは、

 武術による訓練の産物だ。過去の経験故に、今の俺がある。


 この経験は、普段の日常の冷静な判断力と、視野の広さにも繋がる。

 そして、忌能力に対する慣れが、さらなる生活を良くする糧となる。


 これから行う演習は、そういった事を目的として行っていく。






 訓練の内容としては簡単だ──


 この畳の上で、クマのぬいぐるみを数体相手に、

 何を使ってもいい、畳から出ないように耐えろ。


 あと、背中が着いても負けだ。押し倒されたら死んだと思え。


 忌能力を使ってもいい。蹴り飛ばしても、こいつらは傷つかない。

 満月の作った物は、俺ら月影でも簡単には壊せないくらいに頑丈だ。


 蹴り飛ばしても殴りつけても、こいつらは何度でも立ち上がる。

 痛覚も嫌悪もない。ぬいぐるみが、綿の弾力で飛んでいくだけだ。


 畳も満月が作った特殊繊維だ。凍らないし、燃えない。

 安全第一は保証してやるから、好きな風に暴れて構わない。



 ──存分に力を披露しながら、何としてでも耐えてみせろ。



 ……以上だ」



























 灰夢の説明に、恋白がコクコクッと頷く。


「なるほど、とても良いお考えですね」

「でも、クマさん相手に、ワタシたちが出されることある?」

「なら、桜夢……。お前一回、見本でやってみろ」

「──わかった!」


「ベアーズ、七体畳から出ろ」

「「「 ──キュゥッ! 」」」


 灰夢の指示通りに、七体のぬいぐるみが畳から下りる。


「……え? 別に、十体でもいいよ?」

「三体を相手に一分耐えれたら、増やしてやるよ」

「……? わかった〜っ!」


 桜夢は畳の上に乗ると、腰を低くして構えに入った。


「へへ〜んっ! 狼さんに、いいとこ見せちゃうもんねっ!」

「後で後悔すんなよ、お前……」

「……?」

「──よーい、初めっ!」


「「「 ──キュゥッ! 」」」


 三体のクマのぬいぐるみが、桜夢に襲いかかると、

 桜夢は華麗にジャンプしながら、最初の攻撃を交わした。


「おおっ! 凄いです、桜夢ちゃんっ!」

「運動神経抜群なんだね。桜夢お姉ちゃんっ!」


「へへ〜ん。そんな簡単に捕まるほど、ワタシは軽い女じゃ──フベェッ!」


 桜夢の避けたクマが、もう一体のクマと弾き合い、

 戻ってきたクマが、桜夢を畳の外へと蹴り飛ばした。


「……桜夢お姉ちゃん」

「……チーン」


「キュッキュキュッ!! キュゥキュキュッッキュキュゥ!!」


 桜夢は畳の外で、転がるように這いつくばり、

 それを見て、吹き飛ばしたベアーズたちが嘲笑う。


「まぁ、舐めてかかると、あぁなる訳だ……」

「やばいです、この特訓……」

「お兄さんはさっき、あんな威力の攻撃を十体から交わしてたんですね」

「凄い、簡単そうに……。やってた、です……」

「まぁ、慣れだ……」

「簡単に言わないでよ、ししょー……」


 ケラケラと嗤うベアーズたちを、氷麗は冷たい瞳で見つめていた。


「ベアーズたちは、なんで練習になると性格が悪くなるんでしょうか?」

「その方が、相手がやる気になるからだろ」

「まぁ、確かに、ボコしてやりたくなりますね」


 這いつくばった桜夢を見て、灰夢が他の子供に質問を投げかける。


「桜夢は、最初に飛んだな。それが、どういうことか分かるか?」

「……え?」

「避けた……んじゃないんですか?」

「もちろん、本人は避けたつもりかもしれない。だが、それと同時に──」



























        「 身動きの取れない空中に、身を投げ出した 」



























「と、言うことだ……」

「あぁ、なるほど……」


 桜夢の攻撃の受け方を思い返し、子供たちは納得していた。


「俺は影を実体化して、それを土台に起動を変えられるが、桜夢には出来ない」

「そっか……。忌能力次第では、空中でも移動出来るものがあるんですね」

「そうだ。空を飛んだり、何かに掴まったり、土台を作れれば可能になる」

「私の氷でも、そういうことが出来るのでしょうか?」

「工夫次第だな。各自、自分の忌能力ならではのやり方を見つけてみろ」


「でも、お兄ちゃん、さっきは死術も影も使ってませんでしたよね?」

「俺は影や死術も使えるが、本来は不死身なだけで、戦う忌能力は一つも無い」

「主さまは、あくまでと言うことで、お見せになったのですね」

「あぁ……。俺みたいな他者の力を借りるタイプは、イレギュラーだからな」

「確かに、前に牙朧武さんと契約すると、普通の人は死ぬと言ってましたね」

「そうだ。モノにもよるが、だいたい人間は、無理をすると命が削られる」


 氷麗が顎に手を当てながら、訓練の内容を考察する。


「そう言われると私たちは、この環境においては、お兄さんより恵まれてるんですね」

「そういうことだ。無能力に等しい俺に出来るんだ、お前らなら余裕だろ」

「余裕、なのかなぁ……」

「まぁ、慣れはいるだろうが、そんなに難易度は高くないはずだ」


 少し動揺する少女たちの中に、一人だけ意気込んでいる者がいた。


「風花、負けないように……。頑張り、ます……」

「……風花?」

「この間、おししょー……。風花を、助けてくれたです……」

「あぁ、あのプリン騒動の時か」

「あの時、風花は……。一人じゃ、何も……出来なかった、です……」

「……そうだな」


 風花が小さな手をギュッと握りながら、灰夢の顔を真剣に見つめる。



























   「 風花も、変わりたい。おししょーみたいに、強くなりたいですっ! 」



























「……風花」


 強い決意を見せる風花に、鈴音は妹の成長を感じていた。


「だってよ。鈴音、姉ちゃんなら負けらんねぇな」

「うんっ! お姉ちゃんも頑張るっ!」

「うん、一緒に……頑張ろ、姉さん……」

「ふっ、その意気だ……」


 灰夢が伸びきった桜夢を抱え、再び畳の上へと投げ捨てる。


「ぐへぇ……」


「──ひぃっ!」

「お兄ちゃん、容赦ないです……」


 その言葉を聞いて、灰夢は不敵な笑みを浮かべた。



























      「 暴走すりゃ止めてやる。死ぬ気で足掻け、小娘共…… 」



























     そこから、灰夢鬼教官の元、実践的な押し出し相撲演習が始まった。



























「おらぁ、十秒も耐えてねぇぞっ! もっと足掻けッ!!!」


「「「 ──はいッ!!! 」」」


 灰夢が、みんなの訓練を見守っていると、

 白愛を抱いた恋白が、後ろから歩み寄る。


「あの、主さま……」

「……ん?」

「何故、突然、こんな訓練を始めたのですか?」

「なんでってのは、どういう意味だ?」

「いえ……。何か、忌能力の修行とは別に、理由がおありなのかと……」


「…………」

「…………」


 静かに見つめる恋白を見て、灰夢は小さく笑みを浮かべた。


「お前は、本当によく見てるな」

「もちろんです。わたくしの主さまですから……」


 灰夢が少し笑いながら、子供たちを見つめて語り出す。





「俺らは仕事で、人の命を助け出す為に戦ってる。

 それは時に、自分の命すらも失いかねないことだ。


 だが、俺ら月影は全員、死なない体に近いものを持ってる。

 でも、それは、俺らだからこそできることで、普通じゃない。


 そんな俺が言っても、あまり説得力は感じ無いかもしれないが、

 命は一つしかない故に、無くなったら、そこで全部終わりなんだ。



 俺は不死身だから、こいつらが死んだら……



























      『 自分の身を投げ捨てて、逢いに行くことも出来ない 』



























 忌能力に頼りすぎると、時に判断が鈍って、失敗を招く。

 練習ならともかく、本番になると、相手は待ってくれない。


 それはきっと、こいつらも、この間のマザー戦で学んだだろう。



 ──戦場というのは、命をやり取りする場面だと。



 失敗は時に、取り返しのつかない自体を招くことがある。

 俺らに憧れてくれるのは嬉しいが、それで死んだら元も子もない。



 ──失ったものは、もう戻らない。



 俺ら年寄りは、既に人生をまっとうしきった者たちだが、

 こいつら若者は、これからが人生に繋がっていくんだ。


 だが、若いということは経験上、まだ儚い命に他ならない。

 その命は時に、簡単に失われる。だからこそ、大切にしてほしい。


 俺らに大事なのは、何も戦いに勝つことが全てじゃないんだと、

 救うべき命を守り、共に生き残り、助け出すこと意味があるんだと。


 この先、誰かの為に戦わざるを得ない時が来るかもしれない。

 その時、俺がいれば手を貸すが、必ず俺がいるとは限らない。



 ──その時、少しでも自分で考えて、行動出来るように。



 危機的状況に瀕して、その瞬間に何をするべきなのか、

 何を成し遂げれば、今の状況を脱することが出来るのか。


 考え方を、目的を、自分の中で履き違えないよう、

 この間の経験と、この練習から、学んで欲しいと思ってな」





 そういって、灰夢は恋白に笑って見せた。


「まぁ、死にたがってる俺が『 死ぬな 』と言っても、説得力ねぇけど……」

「ふふっ……。なんだか、主さまらしいですね」

「……あるじぃ〜?」

「白愛は、もう少し大きくなってからな」

「うんっ! えへへっ……」


 満面の笑みを浮かべる白愛を、灰夢が優しく撫でる。

 その時、不意にクマの大きな声が、道場に声が響いた。


「──キュゥッ!!!」


 灰夢が声の方を見ると、吹雪の中心で慌てる氷麗が目に映る。


「──ッ!? 氷麗ッ!!」

「お、お兄さん……。わた、わたし……」


 それを見た灰夢が一瞬で駆け寄り、氷麗を自分に抱き寄せた。


「お兄さん。私に触ったら、また凍って……」

「俺は大丈夫だ。今は自分の気を落ち着かせて、ゆっくり深呼吸をしてみろ」

「……は、はい」


 すぅ〜、はぁ〜……と、氷麗が言われた通りに、大きく息を吸う。

 すると、3回ほど繰り返した辺りで、徐々に吹雪が納まっていった。


「……大丈夫か?」

「……はい、すいません」

「何か、暴走したキッカケは分かるか?」

「多分、焦って、氷の力を強くしすぎたからだと思います」


「……何をしようとしたんだ?」

「氷の障壁を張ろうと思って、周りの空気を操ったんです」

「なるほど……。確かに、いい考えだ……」

「前は、それなりにできてたんですけど、今は失敗しちゃったみたいで……」

「戦いの中で力を使うと、敵の動きに焦らされて失敗することがある」

「はい。今のは間違いなく、その通りです。すいません……」


 氷麗がしょぼんとした顔で、小さく俯く。

 そんな氷麗の頭に、灰夢はポンッと手を置いた。


「謝らなくていい。それに慣れる為に、こうして練習してるんだ」

「で、でも……」

「本番は取り返しがつかない。そうならないよう、今、出来るだけ繰り返せ」


「……えっ、繰り返すんですか?」

「あぁ……。失敗してもいいから、何でもでも繰り返せ……」

「でも、また暴走したら……」

「その時は、俺が何度でも止めてやる」

「……お兄さん」

「それに、気を落ち着かせたら、ちゃんと止まったろ?」

「……はい」

「それも成長の証だ。次は自分でも止められるように、少しづつ練習してみな」

「わかりました、頑張りますっ!」

「よし、その意気だ……」


 そういって、氷麗が再びベアーズたちと練習を始める。

 すると、氷麗を見つめていた灰夢の元に、恋白が歩いてきた。


「さすがですね、主さま……」

「たまたまだ……」

「そんなことはございませんよ。よく皆様を見ておられます」


「まぁ、これは昔、俺が爺さんに教わったやり方だからな」

「……そうなのですか?」

「あぁ……。この畳から出ないようにやる訓練は、その時のまんまだ……」

「なるほど……。確かに、単純かつ、効率的な訓練です」


 汗水を垂らして足掻く子供たちを、二人が静かに見守る。


「まぁ、俺の場合はベアーズじゃなく、爺さんが相手だったがな」

「ふふっ……。それはまた、厳しい特訓でしたね」

「全くだ。それに比べりゃ、俺は優しい方だと思うぞ?」

「確かに、そうかもしれません」


 恋白は笑みを浮かべながら、灰夢と共に子供たちを見つめていた。



























         そこから、一時間以上の間、道場の中では、


            ベアーズたちの嘲笑う声が、響き渡っていた。



























「キュッキュキュッ!! キュゥキュキュッッキュキュゥ!!」

「もぉ〜ッ!! やっぱり、ムカつくぅ〜〜ッ!!」

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