第24話 ボウリング2
それから七海さんと交互に投げていき、七海さんは慣れていったのか、どんどん倒せるようになっていき、ストライクを1回取っていた。ちなみに俺はストライクは6回だった。
「康介君すごい上手いじゃん」
「いやいや、そんなことないですよ」
「そんなことあるって」
七海さんに祝福されると嬉しいな。
「でも七海さんも1ゲーム目なのにすごい上手くなりましたね」
「そうだね、ストライク1回取れたし」
「それはすごいですよ」
ほんとに初めてでストライク取れたのはすごいと思う。
「じゃあちょうど1ゲーム終わったしなんかお昼でも食べる?」
「そうしましょうか」
そして俺たちはボウリング場にあるちょっとした売店で俺はラーメンを頼み、七海さんはサンドイッチセットを頼んでいた。
「意外とメニューありましたね」
「そうね、もっと簡単なのしかないと思ってたわ」
ここの売店はカレーなども売っており充実していた。
「それじゃ、いただきます」
「いただきまーす」
ラーメンを食べるとプールにあるラーメンの味がして美味しかった。俺的にはプールにあるラーメンが好きだからかな?
「七海さん、このラーメンすごいプールにあるラーメンのあじがしますよ」
「ほんと?」
「少し食べます?」
「じゃあもらうわ」
そう言い俺は七海さんにラーメンを渡そうと思ったがそこで気がついた。七海さんはサンドイッチセットでサンドイッチとコーヒーしかない。つまり箸がないのだ。これはいわゆる関節キスだ。七海さんの方を見ると若干顔があかい気がする。気のせいかな?でもここまできてやっぱりやめますは失礼だしな。覚悟を決めろ俺。
「ど、どうぞ」
俺は勇気をだしてそれを言った。よく言った俺。
「あ、ありがとう」
七海さんはちょっと気にしていたけどすぐに食べてくれた。
「ほんとだ、プールにあるラーメンの味がするわね、ふふ」
え?最後のふふは何?可愛すぎるんですけど。
「そ、そうなんですよ」
やばい緊張して急にしどろもどろしてる。落ち着け俺。それからしばらくして落ち着きを取り戻した俺は七海さんご飯を食べてまたゲームに戻った。
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七海Part
「七海さん、このラーメンすごいプールにあるラーメンのあじがしますよ」
「ほんと?」
「少し食べます?」
え?康介君は何を言ってるの?それって関節キスじゃ、でもここで貰わないのは逆に酷い人になるわね。
「じゃあもらうわ」
「ど、どうぞ」
「あ、ありがとう」
私と康介君は少し会話がたどたどしくなってしまったがまぁ大丈夫だよね。そして私は関節キスを意識しながらラーメンを食べた。正直プールの味とか感じる余裕がなくて無味だった。やばい康介君と関節キスしちゃった。すごい心臓がドキドキする。
「ほんとだ、プールにあるラーメンの味がするわね、ふふ」
私は思ってもないことを言ってしまった。最後何とか笑って誤魔化したけど大丈夫かな?
「そ、そうなんですよ」
すると康介君が緊張した感じで答えてくれた。康介君も緊張しているのね。ふふ可愛いわね。そう思うと緊張していたのも少しは和らいできた。それからしばらくご飯を食べて
から私と康介君はご飯を食べ終えてゲームに戻った。
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