読み手の網膜を焼くのは黒と赤だけで塗り潰された絵。その絵の主は、ありのままで接してくれる「友」を得て変わる。ネタバレになるのでこれ以上は書けませんが、ちょっと特殊な環境、生い立ちにおかれた少女の小さ…続きを読む
周りから避けられている女子高生と、ふとしたきっかけで仲良くなる『適当』な女子高生のお話。女子高生たちの心の機微と青春を丁寧な筆致で描きつつ、それでいてシリアスな設定もあり、軽妙な会話もあり、救い…続きを読む
まったく異なる生い立ちを持つ二人の少女が、ひとつのチョコレートを巡って人生に重なりを見つけるような、何処にでもありそうで、だからこそかけがえのない、輝く友情を垣間見た気持ちです。こういう友情の形、…続きを読む
周囲にあまり興味を抱かない語り手。けれど、高校生の頃、一人の女子生徒に関心を持ち、自ら声をかけるようになります。彼女は、ある理由によって周りから避けられていました。語り手の言葉には、この感覚…続きを読む
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