金?なんとかなるよ。
彼が速攻で、受けた会社を落とされた。
まぁそんなもんだ。3カ月前の転職活動じゃ、ガンガンに落とされまくって顔面蒼白になったもんな。だから私も彼も、まだそんなに気落ちしていない。
いや、彼はしてるかも。
薬のおかげで冷静なようだけど、内心の不安は消せんじゃろう。
最近やたら抱きついてきて、幼児がえりの片鱗が見えている。
しかし生活は厳しいので、彼の障害年金を申請してみることにした。おそらく通っても国民基礎年金分だけだろうが、それでもゼロよりはマシだ。職業訓練で給付を受けるとか、田舎に移住して生活保障を受けるとか、他にも打てる手は山ほどある。
日本は、なんのかんの言って保障が手厚い国だ。調べまくったら、必ず救いとなる制度がある。
金がないと嘆く同病の人は多いけど(私も実はそうでした)、そういう人って大概が制度を知らないんだよ。まあ保障があるわりにアナウンスしないのが日本だから、そりゃあ知らなくて当然だけども。私も障害年金や障碍者手帳は知っていたけど、お医者さんが教えてくれなきゃ申請方法なんて分かんなかったし。
もし協力的な家族や恋人がいるのなら、その人にお金の全部を任せればいい。世帯主を反転させるとかすれば、先々の税が軽くなる人もいるだろう。
頼りになる家族ほど、心強く頼もしいものはない。てか、私も欲しい。私が欲しい!だって、私が頼られる側だもの!!
障害年金にはちょっと抵抗があるという人は、まず障害者手帳の申請をお勧めする。一番軽い3級でも、受信料免除だとか、税の軽減だとか、こまごました優遇がある。既に持っている人も、今一度優遇内容をチェックして欲しい。人によっては、かなり助かるものがあるかもしれない。
調べたら、申請するのも忘れずに。日本は何事も申請第一です。
それでもお先が真っ暗に見える人は、『世の中には、同じ病気の人がたくさんいる』事実を考えて欲しい。うつ病なら5人に1人、双極性障害は100人に一人。だけどそんなに多くの人間が、社会から消えているだろうか。いや、大半は回復し、自分を二度と壊さないよう注意しながら、ちゃんと社会復帰して働いている。私のように、私の彼のように。
つまり、未来はある。前例もある。
真っ暗なのは、何度も言うけど症状です。
落ち着いてくれば、そういう自分に気が付けるでしょう。
今は、耐え続けた今までの人生分、不安を吐き出して下さいな。
そして寝る。何も考えずに寝る!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます