第219話 剣作り2

キンキンキンッ!


グラデンが暗緑色に染った剣だったものを叩いている。刀とかの作り方とは違って、溶けたやつを型に入れてから叩いている。なぜ叩くのかと思ったが、俺好みの重さにするために密度を増やしているらしい。ちなみに俺の好みの重さは二刀流にしてはかなり重いそうだ。



キンキンキンッ!


ちなみに今はグラデンが叩いているから俺達は休憩時間だ。他のドワーフは水をかけたりとグラデンのサポートをしている。だから俺はソフィと2人でソファに座っている。俺は今のうちにステータスを見てみる事にした。



【名前】 ゼロス・アドルフォ

【種族】  雷獣精人王

【年齢】  13  

【レベル】 1


【HP】   2760/2760 

【MP】   2760/2760 


【攻撃】  1370  

【防御】  1196  

【敏捷】  1531  

【魔攻】  1246  

【魔防】  1196  

【知力】  958  


【スキル】

・算術Lv.6(5UP)・礼儀作法Lv.3(2UP)

・騎乗Lv.1・解体Lv.1・投擲Lv.1・隠密Lv.3(2UP)

・忍び足Lv.3(2UP)・夜目Lv.3(2UP)

・殺気Lv.2(1UP)・挑発Lv.2(1UP)

・火魔法Lv.3(2UP)・風魔法Lv.1・水魔法Lv.1

・土魔法Lv.1・回復魔法Lv.3(2UP)

・詠唱省略Lv.1・無詠唱Lv.1・火耐性Lv.2(1UP)

・風耐性Lv.1・水耐性Lv.1・土耐性Lv.1

・氷耐性Lv.3(2UP)・打撃耐性Lv.4(3UP)


【ユニークスキル】

・危機高速感知Lv.1・剣法Lv.1・武法Lv.1

・読心法Lv.1・氷魔法Lv.2(1UP)・光魔法Lv.1

・精霊使いLv1・雷電魔法Lv.2(1UP)

・魔力高速操作Lv.1・魔力高速感知Lv.1

・雷吸引Lv.1・雷電纏Lv.2(1UP)

・雷詠唱無効Lv.1・完全偽装Lv.1・エンチャント

・ダブルエンチャント

・トリプルエンチャント(New)

・ハーフエンチャント(New)

・魔力斬りLv.1・雷縮Lv.1・多重思考Lv.1



【エクストラスキル】

・【称号】収集・神速反射Lv.1・神雷Lv.1


【選択称号】(50/50)

・転生者

・早熟

・晩熟

・獣鎧

・元神童

・下剋上

・二刀流

・避雷針

・九死一生

・一騎当千

・百戦錬磨

・前代未聞

・以心伝心

・不眠不休

・霹靂閃電

・電光石火

・疾風迅雷

・紫電清霜

・電光雷光

・翠色冷光

・紫電一閃

・雷轟雷撃

・雷霆万鈞

・雷騰雲奔

・電光雷轟

・俯瞰の目

・希少魔法使用者

・複合魔法(New)

・合体魔法

・最上位精霊使い

・精霊王使い

・精霊に愛されている者

・精霊をその身に宿す者

・精霊を2人その身に宿す者

・三度目の正直

・シスコン

・シスコンを超えし者(New)

・へたれ

・ドラゴンスレイヤー

・ウルフキラー

・虫の天敵

・オークの天敵

・魔王に目をつけられた者[ロック(呪)]

・魔王の伴侶(仮)[ロック(呪)]

・雷の種族

・新たなる種族

・複数の種族を併せ持つ者

・神スキル取得者

・神スキル複数取得者


【除外称号】

・ゴブリンキラー・死亡フラグ一級建築士



「はぁー…」


スキルレベルを元に戻そうと頑張っているが、なかなか元に戻らない。日常生活でも使うことが出来る隠密とかは上がるが、魔法や耐性がなかなか伸びない。そんな中で氷耐性と打撃耐性の伸びがいいのはベクアのおかげだろう。少し受け流しはするが、攻撃を食らった甲斐があった。でも、魔法耐性の中で氷は優先度低いんだよな…。氷魔法の使い手は少ないからな…。

スキルを見終わったので、新しく増えた称号の詳細を見てみた。



【複合魔法】

・違う属性の魔法を組み合わせた者へ贈られる称号

[効果]

複合魔法の成功率up

複合魔法の威力1.3倍


【シスコンを超えし者】

・シスコンの域を超えて姉または妹を異性として愛してしまった者へ贈られる称号

[効果]

魅了耐性UP

シスコンの対象者が半径5メートル以内にいる時に全ステータス1.05倍



複合魔法はソフィとの兄妹喧嘩の時に獲得したやつだ。効果は合体魔法の複合魔法バージョンというだけだ。

問題なのはシスコンを超えし者だ。俺はまだソフィの事を異性として愛してはいない。【称号】収集の獲得しやすくなるという弊害がこんなところにまで及んでしまった。また厄介なのが効果が悪くないということだ。魅了耐性は普通にありがたいし、ソフィの近くに居る時も多い。だから普通に選択称号に入れざる負えない。それと、多分この称号のブラコン版をソフィは獲得している気がする。何ならこれよりもやばそうなブラコン系称号を獲得していても不思議ではない。



「ソフィはブラコンの称号持ってる?」


「はい。持ってますよ」


「あと、ブラコン系の称号は他にもある?」


「ありますよ」


「ちなみにブラコン系の称号って何個ある?」


「5個ですね」


「え…?」


絶句してしまった。【称号】収集を持っている俺の倍以上もあるとは思わなかった。もしかして兄妹喧嘩したら俺が不利なのか?兄妹喧嘩なのに近くにいるだけでステータスが上がるのだから。そしてあと3つのブラコン系称号何なんだよ……。気になるけど怖いから聞くのをやめた。




「魔力を頼む!」


「分かった!」


そんな時、グラデンから声がかかった。すぐに話を終わらせた。そして俺達は再び溶鉱炉に魔力を注いだ。










「ふぅ…よし!2本目に取り掛かるぞ!」


グラデンがそう言ったのは剣作りが始まって3日目の昼間だった。


「もう1本完成したの?」


「馬鹿野郎!そんなすぐに完成するかよ!」


溶鉱炉を使う作業が終わっただけだった。これから研いだりするため、まだまだ完成には程遠いらしい。そして午後からは2本目の製作に取り掛かった。








「よしっ!2本目も完成だ!」


そして5日目の夜に2本目の剣も溶鉱炉の過程を終了した。


「じゃあ俺達は帰るか」


「馬鹿野郎!鞘をこれから作るんだよ!」


「あっ…」


そうだった。鞘も必要だった。ちなみにグラデンは鞘まで拘りたいらしく、剣を作った素材の余った部分を元にして作るそうだ。多少素材が足りないので、そこは工夫するらしい。そこから再び溶鉱炉に魔力を注ぐ作業が始まった。






「よし!鞘も完成だぜ!」


6日目の深夜に鞘も2つ完成した。そしてこれも溶鉱炉の段階が終わっただけだ。これから表面を研いたりするようだ。



「2週間以内に完成させてやるから待ってろよ!」


「ありがとう」


それからソフィと一緒に家に帰った。そして魔法で身体を綺麗にしてからすぐに眠りに着いた。


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