血の雨ときどき、怪異~美少女探偵の私は、腕っぷしの強さで呪いの連鎖パニックを乗り切る~

作者 斉藤タミヤ

海外産良作B級映画

  • ★★★ Excellent!!!

良作です
文章力は圧倒的、ぶっちぎりで上手いです

 今作は良作ですので、沢山参考になるところ、良い点があります。
ので、まずは気になったところから入って行こうと思います。

1.序盤での感情移入がし辛い

 今作は女性が主人公の作品となっています。
 序盤主人公は特徴のある喋りをしたり、依頼をしに来た少女にセクハラ的な事を思ったりします。
これはまるで変態オヤジ……そう、彼女はレズなのだから。
 はっきり言って感情移入は無理
しかし、それも序盤だけ、独特で男性的な喋りはその違和感を消し、むしろキャラの印象を残す良いインパクトになっています。

2.怒涛の展開に疲れる

 人生山あり谷あり、小説もまた然り、戦いの後は静かなものです。
しかしこの作品、山の上には山があり、戦いの後はまた戦いが……
 そう、次から次へと話が進みます。
 これはこれで、テンポが良く読みやすくなると思いはします。しかし、このままでは疲れて読むのを辞めてしまいます。
 休みは大事です

以上が気になった点でした。

続いて良かった点です

1.伏線回収が丁寧
 この作品は多量の伏線が張られています。多量となると取りこぼしが出ることがありますが、この作品はすべての伏線を回収して、また、それぞれに意味をなすことができている。
 一つ一つ伏線がはパズルのピースの様に当てはまる感覚がとてもいいです。

2.設定が生きている
 この作品はオカルト、探偵、バトル、からなっています。これらのジャンルは全て一つで一つの作品ができてしまう程のメインジャンルです。
 例えるなら、小説と言う白米に焼鮭とステーキとカレールーがおかずとして出て来ている感じです。
このままではおかず同士が味を殺し合ってしまいます。
 しかし、この作品はこれらすべてをうまく調合し、それぞれの味を引き出していて、美味しく食べれる、つまりはジャンルそれぞれの面白さが上手く噛み合って、ジャンルが死んでないと言うことです。

3.バトルシーン
言うまでもありません

 総評ですが独特な主人公の設定や、多数のメインジャンルを混ぜるジャンクさ、読み切りでありながら続きを匂わせる終わりから海外産良作B級映画って感じですね。

以上が私がこの作品に対してのレビューとなります。
 あくまでもこのレビューは私一個人の意見ですので、参考にしすぎない程度に宜しくお願いしますね。

 おや、何やらメールが……

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

その他のおすすめレビュー

@nakame0086さんの他のおすすめレビュー 3