応援コメント

第一章 舞い込んできた、奇妙な依頼その一」への応援コメント

  • 文章力や構成力がすさまじく、
    読みやすい文章で話の内容もとても面白いです。
    お手本にさせて頂きます!


  • 編集済

    先日は私の作品を読んで頂き、本当にありがとうございました!
    今回この作品が気になり読ませて頂きましたが、読んで良かったと思える、とても良い作品でした。これから、少しずつ続きを読ませてもらえればと思います。

  • 漢前だなぁ。かっこいい!

  • 既にすごく面白いです!

  • こんにちは、Twitterからきました。
    巷で流行っているジャンルからは大きくかけ離れてしまっている為、『流行る』かと言われると難しいかもしれませんが、その分刺さる人にはよく刺さる、とても面白みのある作品ですね!
    なにより全体を通しての完成度が高く、まだ2話目を読み終えたところなのに続きが楽しみになる魅力があります。

    ただ、描写がリアルなだけに例えば鳳来さんがこの話中で1度も『依頼を受ける』と言わなかったことや、『金額的な話』と言う大事な部分が省略されていることが気になりました。

    「大丈夫だ、由奈ちゃん。私は依頼人の身の安全を守る所までが仕事だと思ってる。」
    この文章が『依頼を受ける』と言う意味になるかもしれませんが、それなら由奈ちゃんからはまず『それって、じゃあ、依頼を受けてくれるんですねっ!』的な反応があるかなと。

    具体的に書く必要は無いにしても『そういう話をした』ぐらいは書いてあっても良いのかなと思いましたが、あくまで私の感想なのでスルーでも構いません。

    作者からの返信

    感想コメントありがとうございます。ご指摘はもっともですね。肝心の依頼料金のことを語らせるのを忘れていたようです!

  • ひぇー。
    ドキドキの緊迫感!

    作者からの返信

    感想どうもありがとうございます!

  •  Twitterから来ました。辛口とのことなので辛口で行きます。
     まずですよ!?僕純文学募集していたのですが、これ、純文学じゃなくないですか!?笑
     いえ、このホラーのようなミステリーのような感じを、否定しているわけではないのですが。
     次に内容についての感想です。基本的に、文章はすごく上手いと思います。
     気になる点は、まず、雨が降ったときの反応です。
     悲鳴のセリフが、主人公のセリフの終わるタイミングを待っているので、セリフの移り変わりが機械的になってしまっています。
     あとは、由奈さんの命を狙う者を漆黒、と表現するのも少し引っかかります。物語の鍵を握るフレーズになる訳でないなら、表現を改めた方がウケはいいと思います。僕からしたら少しとっつきづらさを感じてしまう表現ですね……。
     最後に、あえて捕まってやるとき、捕まった。だが、わざと〜となると後出しジャンケンのようになってしまい、読みづらくはないのですが、主人公に稚拙さを感じてしまいます。あえて捕まった。すると〜のようにした方が主人公が小さいことで読者を騙そうとした印象がなくいいと思います。
     ただその他はとても良いです。辛口と言われて頑張って捻り出してみました。どうでしょうか。
     機会があればあなたの書く純文学を読んでみたいです。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。大変、励みになりました!

  • TwitterのRT企画から参りました、相良まことといいます。
    昔から感想を言葉にすることがとても苦手なため、文章構成力を鍛えるためにも、RTして下さった皆様全員の小説に感想を送らせて頂いております。

    鳳来さんのさばさばとした気性からなる一人称視点の地の文が、無理なくこちらを物語の情景に誘わせてくれました。オカルト好きゆえの好奇心に突き動かされる直情的な面とのギャップが可愛らしかったです。
    由奈ちゃんとのやりとりは微笑ましさの中に鳳来さんの頼もしさも感じられ、二人の関係性がこれからどうなっていくのか楽しみで仕方がありません!
    そして何よりも戦闘シーンは迫力だけでなく緩急も素晴らしく、思わず鳳来さんと感情がシンクロしていました。
    小説を読むのが苦手かつ遅い私ではございますが、最後まで読みたいと思いました!
    今後ともよろしくお願い致します。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます! 情景描写と戦闘描写は得意中野得意です。キャラ達は魅力的に描かれているか心配でしたが、気に入って頂けたのでしたら幸いです。
    重ねて最後まで読んでくれてありがとうございました!

  • Twitter のRT企画から来ました! 作品のご紹介、ありがとうございます。素晴らしい表現力で、戦闘シーンはまるで自分がその場に立っているかのごとく、臨場感がありました。うーん、私もこんなシーンを書いてみたい。
    ただ、自分が幼い息子を持つ身として、息子と同年齢のこどもが殺される話がどうしても駄目で・・・。一話だけの拝読で恐縮です(> <)

    作者からの返信

    感想ありがとうございます!

  • 拝読させていただきました!
    滅茶苦茶刺さる設定と推していた戦闘シーンもどれも好きです!引き続き応援させていただきます!

    作者からの返信

    感想ありがとうございます! 完結済みですので、ぜひ最後まで!

  • Twitterから参りましたひろたけです。早速第一章読ませていただいています。

    徐々に高まる緊迫感が目に浮かぶような筆致で引き込まれました。鳳来さんがカッコよすぎて惚れます!この先の展開も楽しみです。

    作者からの返信

    ありがとうございます。イメージし易い文章が売りの一つです!

  • 長い文章……だったのでしょうか。夢中で読み進めていたため、あっという間でした。それくらい、人を惹き付ける内容だったと思います。
    主人公の探偵さんが大人びていて、それが依頼人である女の子を守れる説得力を醸し出していますよね。だからといって、人間味がないことはなく、頼りがいのある実力者であると伺えます。
    戦闘の迫力に気圧されました。その後の緊迫した状況への展開もお見事です。

    作者からの返信

    感想ありがとうございました!

  • こんにちは、餅餅餅です。企画から参加させていただきました。まずは参加基準でレビューさせていただきます。

    とても洗練された文章で、内容も惹き込まれるものでした。この黒い靄は人間……ではないのでしょうね。そうなると彼女は物理で戦う陰陽師、ゴーストバスターでしょうか? また続き読みにきます。

    作者からの返信

    感想ありがとうございました!

  • 企画参加有り難うございます。
    私の近況ノートへ率直な感想を書かせて頂きますね。

    作者からの返信

    ありがとうございました!

  • Twitterからです。
    なかなか楽しく読ませてもらいました。
    美少女探偵でしかも百合気味っていうのはとてもいいものです。
    文章表現の面でも、プロのお墨付きを得ているというだけあって語彙力が素晴らしく、迫力のある戦闘シーンだったと思います。
    その一方で、語順や読点の関係ですこし読みにくくなっている文がある点がもったいないなと感じました。
    全体としてのクオリティの高さ故に、逆に気になってしまった部分だと言えるかもしれません。

    ここから添削モドキが始まりますが、作者さんに対して「こうしろ」と強制するものではなく、また、作者さんの文体を否定する意図も全く無い、僕という一読者の個人的な感覚であることを先に述べておきます。作者さんが「これが俺の文体だ!」という信念をお持ちなのであれば、以下は読まなくても構いません。

    例として、
    「中退していなければ私も今頃は現役女子高生だったろうが、同年代にもかかわらず、彼女はモデル体型で長身の私にはない、愛くるしい容貌の持ち主だ。」
    という文章を挙げます。

    この文、言いたいことは十分に伝わるのですが、どこか読みにくく感じました。

    いくつか理由があるように思いますが、まず、「彼女はモデル体型で長身の私にはない」の部分についてです。

    この部分、作者さんは「彼女は、モデル体型で長身の私にはない」と読んでほしかったのでしょうが、僕は最初「彼女はモデル体型で、長身の私にはない」と読んでしまい、一瞬混乱しました。
    このような場所には、すぐ前に読点があったとしても誤読防止の意味で積極的に読点を打ってもらえると、読者としては読みやすくなる上に、作者さんも自分の想定通りに読んでもらえていいのではないかなと思いました。
    また、こだわりがないのであれば語順を入れ替えることでも対処できそうです。
    一例ですが
    「モデル体型で長身の私にはない愛くるしい容貌を彼女は持っていた」
    というように変えれば、僕がしたような誤読は発生しにくくなるのではないかなと思います。
    これはこれで主語である「彼女」が後ろの方に行ってしまって読みにくいという問題がありますが……。
    あくまで個人的な感覚ですが、「私にはない」と来たら「持ち主だった」よりは「持っていた」の方がおさまりが良いように思えました。

    次に「中退していなければ」の解釈です。
    この「中退していなければ」は、「湘南高校を」なのでしょうか?それとも、恵は他の高校を中退したのでしょうか?直前に湘南高校という名前が出てきていて「中退していなければ」を「私も」で受けているので、一瞬気になりました。続きを読んだ感じでは違う高校を中退したのだと思いますが。

    前述の「彼女はモデル体型で長身の私にはない」や、この「中退していなければ私も」のような一瞬「どっちだ?」となる言葉がたまにあって、プロに近いハイクオリティな小説の読みやすさを損なっているように感じました。

    気になることはまだいくつかあるのですが、具体的な根拠を出したり、わかりやすく言語化するのが難しいので、ここでは割愛します。もし気になるのであればTwitterで聞いてくれればお答えできると思います。

    最初にも述べましたが、あくまでいち読者の感想でしかないので作者さんはこのコメントをあまり気にせず自分のスタイルで書き続けていただけたらなと思います。

    作者からの返信

    感想ありがとうございました!

  • 斉藤タミヤ様が「特に文章力と戦闘シーンの上手さは電撃文庫の現役作家さんのお墨付きを得ております!」と宣伝されたので、
    (もし、全然上手じゃなかったらどうしよう。。感想書きにくいな。。)と思っていましたが、面白いし上手い書き方でした。

    私はプロではないので、プロ並みかどうかは判定できないのですが、
    斉藤タミヤ様は独自の文章のスタイルがあり、とても面白かったです。
    一番好きだったのは、最初のほうで申し訳ないですが、「女子高生。」という体言止めですね。

    フォローさせていただきます。

    作者からの返信

    感想ありがとうございました!

  • 企画に参加して頂き、ありがとうございます。
    読みにきました。
    オカルトは好きなので楽しく読めました。ただ、気になったのは由奈ちゃんが、ちょっとだけ嫌な女の子に見えた事です。お話の展開上、仕方がないのかもしれませんが、、、しかしながら、それを補って余りある面白い作品でした。もし良ければ私の作品も読んで頂ければ嬉しく思います。

    作者からの返信

    感想ありがとうございました!

  • おまたせしてすみませんm(*_ _)m

    まずは一言、凄く面白かったらです!

    怪異ものとして得体の知れないものと戦う時の臨場感溢れる戦闘シーンは目を見張るものがあり、キャラたちの掛け合いも面白くよく個性が現れていると思います。
    全体的にもスラスラと読めるような形となっており手を止めずに最後まで読むことが出来ました。

    私立探偵と怪異の組み合わせはやはり良いですね。

    少し違うかもしれませんが、〈物語〉シリーズや怪物事変などを読んだこともあり個人的にはドンピシャです。

    正直、指摘の仕様が有りませんのでべた褒め状態です。

    素敵な文章力と構成力をお持ちのようで羨ましい限りです。
    いや、切実にそう思いますよ本当です。

    アドバイスを期待されていたのなら申し訳ございません私では力不足のようです。まだまだ未熟者のようですね。修行してまいります。

    最後に今回私の企画に参加していただきありがとうございました。

    またのご参加心よりお持ちしています。



    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます! 戦闘シーンは得意分野ですので、目を見張るものがあると書いて頂けて光栄です!
    文章も小説と言うより漫画を読む感覚で読めるように工夫して書いてます。構成はただひたすらに慣れの賜物ですね。
    重ねて感想ありがとうございました!

  • 初めまして、斑猫です。
     自主企画よりお邪魔いたします。
     妖怪ものを好んで書く身としてはコックリさんの呪い・チェーンメールと序盤から中々楽しい展開でした。
     謎を提示しつつもアクションシーンもあるので掴みもばっちりかと素人ながら思います。

     ではまた。

    作者からの返信

    初めまして! 感想コメントありがとうございます!
    アクションシーンの上手さはプロ作家さんのお墨付きを得ておりますので、そう書いてくださると有り難いです!

  •  この度は文章チェックの無料体験にご応募いただき、ありがとうございます。
     今回は無料お試し版ということで、第1ページの添削と解説のみとさせていただきます。
     改善点を含む原文の1文を引用した後、→「 」で修正案と、その下に解説を書きます。
     この添削自体に誤字脱字や分かりにくい部分があったらすみません。

    「私は荒唐無稽なことを捲し立てる彼女の頭からつま先までを胡散臭げに睨め回した」
    →「捲し立てる胡散臭い彼女を、頭からつま先まで睨め回した」あるいは「捲し立てる彼女の頭からつま先までを、胡散臭く思いながら睨め回した」
     「睨め回した」の主語は「私(=主人公)」ですが、「胡散臭げに」は本人以外が見たときの印象なので、自分の動作について言うのは不自然です。

    「中退していなければ私も今頃は現役女子高生だったろうが、同年代にもかかわらず、彼女はモデル体型で長身の私にはない、愛くるしい容貌の持ち主だ」
    →「同年代にもかかわらず、モデル体型で長身の私とは違い、彼女は愛くるしい容貌の持ち主だ」
     原文だと「モデル体型」なのが「彼女」(=由奈さん)なのか「長身の私」(=主人公)なのか分かりにくいので、修正案を考えてみました。

    主人公の台詞「なるほどね。まあ、まずは座りなよ、お嬢ちゃん。そこのテーブルの椅子にね」
    →「なるほどね。まあ、まずは(そこに)座りなよ、お嬢ちゃん」(「そこのテーブルの椅子にね」を削る)
     テーブルも椅子も登場人物たちには見えているはずなので、「そこのテーブルの椅子にね」とわざわざ言うのはやや不自然だと思います。

    「由奈ちゃんは、むすっとした顔をしている。どうやら私が冗談半分で聞いているのが伝わっているようで、機嫌が悪いようだ」
    →「伝わって、機嫌を損ねたようだ」
     「伝わっているようで」と「機嫌が悪いようだ」で推量の「ようだ」が重複しているので、前者を削ってよいと思います。
     「機嫌が悪い」は継続的な状態を指しますが、由奈さんの機嫌が悪くなったのは主人公が「冗談半分で聞いている」のを察した後なので、「機嫌を損ねた」の方が妥当でしょう。

    「開業したばかりで閑古鳥が鳴いているとはいえ、私もプロの探偵の端くれ。依頼人に対してこれはいかんと思い直し、私は態度を正す」
    →「(私は)態度を正す」
     直前の文に「私も」と書かれている都合で主語は明らかなので、「私は」という主語は書かなくてよいでしょう。その方がすっきりすると思います。

    「へえ、それは面白いね。ぜひ見せて欲しいな」
    →「見せてほしいな」
     ちょっと微妙なのですが、補助動詞と考えるならかな書きの方が妥当ということになるでしょう。考えすぎかもしれませんが。

    「なのだが、呪いを信じている彼女の自信の源泉がどこにあるのか知りたくなったのだ」
    →「なのだが、彼女が呪いを信じる根拠がどこにあるのか」
     呪いを信じるのは「自信」ではありませんし、根拠のことを「自信の源泉」とは普通言わないと思います。

    「言われるままにさっと目を通してみると、スパムだろうか。それが数十通送られてきていた」
    →「スパムだろうか、差出人不明のメールが数十通」
     「スパムだろうか」は主人公の呟きなので、そこで文が終わるわけではありません。「。」ではなく「、」で文を続けるのが自然でしょう。
     指示語「それが」の内容を示す記述がこれ以前にないはずなので、具体的に何なのか書かないと読者に伝わらなくなります。主人公が「スパムだろうか」と呟いているので、修正案では仮に「差出人不明のメール」としました。

    「私はそれらしい新聞を探し出すと、ゆっくりと引き出す。そして手に取った新聞に目を通してみると、やはりあった」
    →(「そして」を削り)「記事に目を通してみると」
     削れる接続詞はなるべく削ることが望ましいというのは複数の作文指南の本に書かれており、特に順接の「そして」は削りどころなので、ここでも削ることを推奨させていただきます。
     直前に「(新聞を)引き出す」と書いている時点で、新聞を手に取っていることは分かるので、修正案では情報の重複を避けるためにそこも省略しています。

    「ニュースでも報道された、実際にここ最近、起きた……それもまだ警察が捜査中の事件なのだ」
     新聞もニュースですし、この部分は情報が渋滞していて文が読みにくくなっているので、「ニュースでも報道された、」は削ってよいと思います。

    「私の中でオカルト好き女子の好奇心が大きく膨れ上がっていくのが、分かった」
    →(「私の中で」を移動させ)「オカルト好き女子としての好奇心が私の中で大きく膨れ上がっていくのが」

    「ずいぶん面白い仕事をうちに回してくれたものだと、私の恋人で同業者でもある彼女に心の中で感謝する」
    →「同業者でもある女性に心の中で」
     代名詞「彼女」は一般的には既に登場した女性について使いますし、仮に恋人という意味の「彼女」なら直前の「私の恋人で」という記述と重複します。

    「最初は、転倒して足をすりむくという小さなものから始まり、最近のでは手首が走行する車にぶつかって捻挫するというものになっている」
    →「小さなものだったが」。また、「最近では」
     これは我ながら考えすぎかもしれませんが、「最初は」と言っているので「~から始まり」と書く必要はないと思います。また、「始まり」と言ってしまうと、途中にこんなものがあって、あんなものがあってという話にしないと収まりが悪くなる気がします。

    「今日届いたメールには、君の身に起きることが書かれているね。雨の中、道を歩いていると引き摺り回された挙句に、右目に刃物を押し込まれる、か」
    →「今日届いたメールには、雨の中、道を歩いていると引き摺り回された挙句に、右目に刃物を押し込まれる、と書かれているね」
     主人公に未来を見通す能力はなさそうなので、メールに書かれたことが由奈さんの身に起こることは主人公にとって確定事項ではありません。そのため、「(これから)君(=由奈)の身に起きることが書かれているね」と主人公が判断することはできません。あえて書くなら「君の身に起きることが予言されているね」辺りになると思います。

    「ずいぶん穏やかじゃない犯行予告じゃないの」
    →「ずいぶん物騒な犯行予告じゃないの」

    「警察ではなく探偵を頼ってきたのは、恐らく警察では相手にされなかったからだというのは容易に想像がつく」
    →「相手にされなかったからだろう」(「というのは容易に想像がつく」を削る)
     仮に「というのは容易に想像がつく」を残すなら「恐らく」を削ることになると思いますが、文が長くなって「、」の打ちどころが難しくなるのでお勧めしません。

    「私が真剣な顔つきになったのを見て、ようやく由奈ちゃんも気持ちが落ち着いてくれたらしい」
    →「由奈ちゃんの気持ちが落ち着いたらしい」
     仮に「由奈ちゃんも」という主語と「~してくれたらしい」という文型を残すなら「由奈ちゃんも気持ちを落ち着けてくれたらしい」となります。ただ、おそらく由奈ちゃんは自分を律して気持ちをコントールしたのではなく、主人公の顔つきを見て自然と落ち着いたのでしょう。そのため、修正案のような形が妥当だと判断しました。

    「本当にその儀式が原因で呪いが生じた? 勿論、私もオカルトは好きだ。しかし、私は絶対的な科学の信奉者じゃないが、オカルトの盲信者でもない。/またそういった怪奇現象を扱う専門家でもないのだ。この通常とは(略)」
    →「本当にその儀式が原因で呪いが生じた? たしかに、私は科学の絶対的な信奉者ではないし、オカルトが好きだ。しかし、オカルトの盲信者でもない。また、そういった怪奇現象を扱う専門家でもないのだ。/この通常とは(略)」
     引用の「/」は改行を指すものとします。主人公が「オカルトの妄信者でもない」ことと「怪奇現象を扱う専門家でもない」ことは「また」という並立の接続詞で結ばれているので、ここはひとつのまとまり(同じ段落)にすべきです。
     一般的に「勿論A、しかしB」はBを強調するための分かりやすい文型ですが、「勿論A、しかしB、だがC」になると逆接が連続する都合でどこが強調されるのか分かりづらくなります。また、主人公がオカルト好きという話は読者にとって「勿論」ではないので、修正案では「たしかに」としました。

    「私は依頼人の身の安全を守る所までが仕事だと思ってる」
    →「ところ」
     辞書によると普通はかな書きにするようです。

    「コックリさんの儀式の後、チェーンメールが送られてくるようになったとして、呪いをかけた女の子はどうなったのかな?」
    →「君達が呪いをかけた女の子」あるいは「呪われた側の女の子」
     単に「呪いをかけた女の子」とすると誰が誰に呪いをかけたのか(余計に)分かりづらくなるので、呪いをかけられた女の子であるならそれが分かる表現にすべきです。日本語って難しいですね(笑)

    「ようやく顔を上げ、私を縋るように見つめてくる由奈ちゃん」
    →(「私を」を削り)「縋るように私を見つめてくる」
     原文でも「私に」はもちろん「見つめてくる」に係っているのですが、間に「縋る」という動詞が入ると一瞬読みづらくなる気がします。語順を変えても問題ないはずなので、より読みやすい方にするのが良いでしょう。

    「それには特徴があって、歓喜や感動などプラスの感情は明るい色に。悪意や憎悪といった後ろ暗い感情はどす黒い色となって視界に映し出される」
    →「明るい色に、」
     文が終わらないので「、」にすべきというだけのことです。

    「警察でいう所の、おとり捜査だ」
    →「ところ」

    「由奈ちゃんから住所を聞き出すと、私達は強まる雨脚の中、傘を差してカップルのように並んで歩き出した」
    →「住所を聞くと、私達は」
     感覚の話になって申し訳ないのですが、「聞き出す」は何かしらの苦労をして情報を引き出すようなニュアンスになる気がします。ここでは由奈さんはむしろ主人公に住所を教えるのに積極的な立場でしょうから、単に「聞く」とした方が自然だと思います。

    「谷間部分を大きく露出させた黒いレザーのワンピースを着ているのは(略)」
    →(「谷間部分」ではなく)「胸元」

    「彼女を少しでも安心させようと、他愛無い雑談を交えながら、約一時間」
     目くじら立てて言うほどのことでもありませんが、「他愛無い」は当て字で、正確には「たわいない」らしいです。個人的には「他愛無い」のままで構わないと思いますが、主人公に几帳面な性格などの設定があるなら修正をご検討ください。

    「小学校の校舎のすぐ近くだ。目的地が間近に迫り、希望に目を輝かせた彼女が私の手を握ったまま、駆け足で走り出す」
    →「小学校のすぐ近くだ。自宅が間近に迫り」
     小学校の敷地内に入っているわけではないので、「校舎の近く」ではなく単に「小学校の近く」で良いでしょう。「目的地」はたしかにそうなのですが、この文の主語である彼女(=由奈さん)にとっては自宅なので、そう表現した方が自然だと思います。

    「誰かではなく、何かと口走ったのは理由がある」
    →「何かと思ったのには理由がある」あるいは「何かと書いたのには理由がある」、「何かと判断を保留したのには理由がある」
     見たところ主人公は「何か!」と声に出したようではないので、「口走った」は違うと思います。
     また、「~したのは理由がある」ではなく「~したのには理由がある」だと思います。

    「私の目には、そいつが全身を負の感情で真っ黒な靄に覆われているかに見えていたからだ」
    →「そいつの全身が負の感情という真っ黒な靄に覆われているように」あるいは「そいつは負の感情という真っ黒な靄に全身が覆われているように」、(「そいつ」云々を移動させ)「負の感情という黒い靄がそいつの全身を覆っているように」。また、「見えたからだ」あるいは「見えるからだ」
     口走ったにせよ口走らなかったにせよ、この時点では、「何かが立っている」のを見て、「誰かではなく、何か」と思った、という一瞬の出来事なので、「見ていた」という過去完了あるいは過去進行形は不自然だと思います。

    「背後で、由奈ちゃんが私のことを叫んでいる。怯えの色を含んだ声だ」
    →「背後で、由奈ちゃんが(私に)叫んでいる。怯えた声だ」
     直前の台詞「探偵さんっ!」から考えても、この場には主人公、由奈さん、正体不明の敵の三者しかいないことから考えても、「私のことを」は削ってよいと思います。削った方が、とっさに叫んだという緊迫感が出る気がします。
     「怯えの色を含んだ声」はたしかにその通りなのですが、「じゃあ他に何の色を含んでいるんだ」という話になるので、単に「怯えた声」で良いと思います。もし由奈さんが主人公を心配していることを強調したいなら、怯えよりむしろそっちを書いた方が良いと思います(「怯えた声だが、私を心配しているのが伝わってくる」など)。

    「これも職業柄なのかな、無性に追求したくなるんだよね。ここまで感情が深い闇色に見えるお前が、どういった存在なのかが」
    →文末「存在なのかを」
     倒置法は自然な順番に戻したときにきれいに収まる必要があります。この場合は、「どういった存在なのか『を』追求したくなる」なので、「を」です。

    「物の数秒後には、闇色の何かは影も形もなく完全に消失してしまっていた」
    →「ものの数秒後」
     辞書によると、「物」でも間違いではないものの、多くはかな書きするそうです。

    「だが、この化け物がスタンガンの負荷に、耐えられなかったとは思えない」
    →「負荷に耐えられなかったとは」
     1文が少し長くはなるのですが、「、」で区切るのはしっくりきません。どうしても区切るなら「この化け物がスタンガンの負荷に耐えられなかった、とは思えない」でしょうか。

    「見れば、彼女の手に傘はなく、服装はびしょ濡れだ」
    →「服は」
     辞書を引いても分からないので感覚の話になって申し訳ないのですが、「服が汚れた」とは言っても「服装が汚れた」とは言わない気がしますし、もしそうなら「服装がびしょ濡れ」も言わないことになると思います。

    「私は急いで駆け寄る。すると、男児の右目は刃物で貫かれ、血が流れていた。それも服は水を吸い、身体を痙攣させ、明らかに絶命している」
    →「血が流れていた。服は水を吸い」
     この「それも」は「さらに」に似た意味だと思いますが、削った方がよいと思います。
     ところで、文法とは関係ないのですが、男児の身体が痙攣している状況なら(すぐ死ぬにしても)その時点ではまだ生きている可能性がありそうですが、「明らかに絶命している」と言っているのは何か理由があるのでしょうか。あるいは、「明らかにもう手遅れだ」、「明らかにもう助からない」というだけの話なのでしょうか。

    「すぐさま一一九番をしたが、救急車の到着を待つ前にすべきことがあった」
    →「待つ間に」
     救急車を呼んだ時点で待つ態勢には入っているので、「前」ではなく「間」でしょう。


     以上です。
     長文失礼しました。
     このコメントは日本語に関わるものですので、ご確認いただいた後は削除してくださって構いません。

    作者からの返信

    校正ありがとうございます! 機を見て改稿させて頂きますね!

  • チドリ正明です。
    まだ一話目ですが、場面の説明や描写がしっかりと書かれているためかなり読みやすかったです。
    一話の分量もちょうど良いため、空いた時間にでも読み進めようと思います!
    ありがとうございました!

    作者からの返信

    こんばんは、感想コメントありがとうございます! 続きもお時間のある時にでもよろしくお願いしますね!

  • 企画参加ありがとうございます!
    多分私のではない他の企画の時に全て読ませていただき、レビューも書かせていただきました。
    もう一度読ませていただきますね!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。どうやら僕も悠さんの作品に☆を送ってあったようでした。

  • Twitter企画からきました!
    読ませていただきますね!

    作者からの返信

    ありがとうございます!

  • まずは企画の参加ありがとうございます。
    すごい一話のボリュームが多いですね。
    一話読みながらビックリしました。

    先ず一話目を読んでの感想としましては
    プロレベルの文章ってアピールしてる辺りさすがの文章レベルでした。
    物語としてはいきなりなぞの敵、起承転結なかの起の部分がすごくわかりやすかったです。
    そして最後の部分で次を読ませたくなるような書き方さすがです。
    プロの小説家の本をあまり読んでいなかったのて久々にプロに近い文章を読んだ気がします。
    ストーリもプロ並みですね素人の意見としてですが。
    途中まで読もうと思ったのですが最後まで読んでみます。
    他の作品もちょっと読んでみようと思います。

    作者からの返信

    感想コメントありがとうございます! 返信が遅くなってすみません!
    文章力はプロ作家さん達から教えを受けて伸ばしていきました。独学ではないんです。よろしければ引き続きよろしくお願いします!


  • 編集済

    こんにちは、斉藤さん。
    さっそくの「物語のつかみ」企画へのご参加ありがとうございます。

    以前、別の企画でご一緒しましたね。
    その時は私が「何をコメントしようかな……」と迷っていたら、退出されてしまったので、残念ながら続きは拝見できませんでした。

    今回もう一度、さらにじっくり読ませて頂きました。
    内容には特に何もありません。
    完成度が高いので、これ以上はその道のプロの方じゃないと批評できないと思います。


    ネット投稿サイトに載せるのを想定した場合、「web小説の見せ方(演出)」としては一話の文章量が、非常に多いですね。全18話で10万文字は、カクヨムではかなりのボリュームだと思います。

    これは、おそらくこれまでにも、他の方から指摘されていると思うので、こだわられているなら、このままで構わないと思います。
    しかし、「とっつきにくい」ので、一話で帰る読者は多そうです。
    私もそうですね……すいません。(今確認させてもらいましたが、やはり一話と二話でとてもPVに差がありました)

    web小説を読む人は、集中力の薄い人が多いので(私もそう)、長い文章が続くと飽きてくるのです。どんなに内容が素晴らしくてもです。
    私の場合、次ページに移ると気分が一新されて、読み続けよう!となります。

    あ、あと難しい漢字にはルビをお願いします。
    捻挫(ねんざ)、庇う(かばう)、腑(ふ)に落ちたなどは、けっこう読めない人がいると思います。
    書籍も初めに、難しい漢字が出てくる時は、ルビがあるので。
    (私自身は読み進めてもらいたいという想いで、かなり過剰にルビをつけます)


    繰り返しになりますが、斎藤さんにこだわりや、「読んでくれる人だけでいい」というお考え、また、あくまで公募用で「カクヨムはお試し」で載せてるだけならば、このままで全然いいと思います。


    長々と失礼いたしました。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます! 仰る通り、本作は各話がWEB小説としては長めなのですが、各章の文字数を出来るだけバランスよく揃えるために、この文字数になっているのです。
    公募ですと、どれかの章だけが短かったり、長かったりすると、構成力という面で評価が下げられるそうですので。
    なので、このままの文字数を貫きたいと思います。ご意見ありがとうございました。

  • 文章が上手くて読みやすく、表現も映像が浮かんでくるようでした。
    緊迫感のあるストーリーで物語に引き込まれるので、文字数が多いのも気にならなかったです。

    作者からの返信

    文章を書くのは得意分野なのです。特に戦闘シーンを書くのは。ありがとうございます!

  • 読み応えがあり、とても興味をそそられる第1話でした!
    情報が、会話、地の文でバランスよく出されていって、安心して読み進められました。
    文章が映像的なのもとても良いです。
    正直、わたしはWeb小説より紙の小説の方を好むのですが、この作品は紙寄りで馴染みがあるなぁという感じがしました!

    作者からの返信

    感想コメントありがとうございます! 本作は小説というより漫画を読む感覚で読むことが出来る文章を心掛けています。
    文章が映像的なのもそのためですね。お褒めの言葉、有り難いです。

  • @enter_writer です!まずは楽しく読ませていただきました。
    他のコメントで指摘されている一話の分量が多いという点ですが、私は特に気になりませんでした。
    代わりに気になった点としましては、できれば登場人物の名前の読み方を知りたいなと思いました。調べるほどではないし、かといって感情移入しきれない部分もあったので……汗。自分の知識不足が原因なのですが、すいません。
    戦闘シーンは状況がしっかり描かれていてわかりやすいと思ったのですが、少し最初から戦闘までの展開が早いのかなと思いました。どこかで10万字を意識されているとお見かけしましたが、少し物語においていかれた感は否めません。

    作者からの返信

    感想コメントありがとうございます。怪異をバトルでどうにかする作風であることを早めに読者に知ってもらうために戦闘突入までを出来るだけ短くしてあります。

  • 題材、文章力は共にピカイチでストーリーの組み立て方もスッキリしており飽きることなく読むことが出来ました。自分も文字数が多くなりがちなのですがこれくらいがちょうどいいと思うのでこれからも応援しています!

    作者からの返信

    感想コメントありがとうございます。最初からWEB向けで書いてたら、もう少し短く区切ったんですけどね。本作は元々、公募向けに書いてたので、適当な所で区切ったら、結果として各話がこの文章量になってしまいました。
    また文章力を評価してくださったのは、ありがたいです! お互い執筆活動を頑張りましょう!

  • プロレベルの文章力を書いてあったを見てワクワクして読みに来たけどがっかりして悲しかったです。あくまでも個人の感覚なのでたぶん本当にプロレベルとは思います。すごいと思います。がんばてください

    作者からの返信

    それは失礼しました。

  • 読み合い企画で、先に読んで頂きまして有難う御座います。

     さっそく第一話読ませて頂きました。

     腕っぷしで怪異に立ち向かうというのは面白いですね!

     個人的にはもう少しキャラクターの容姿やファッションなどのデティールがあると、よりキャラクターの個性が際立つ気がします。

     あくまで個人の嗜好なので、コメントとして気に入らなかったら削除してください。

     今後とも、宜しくお願い致します。

    作者からの返信

    ありがとうございます。登場人物が初登場した時は服装と髪型は最低限描写していたつもりでしたが、より詳細にした方が良さそうですかね。次回作からご意見を取り入れたいと思います。

  • 格闘技で怪異を制圧するのは浪漫がありますね、ただ怪異が触れるほどに顕在化している段階で一人の力でどうにかなる範疇ではないといった具合、はたして増幅する黒を解明して呪いの連鎖を断ち切れるのか? ワクワクします。

    作者からの返信

    ウゴカッタンさん、ありがとうございます!!
    フィジカルで怪異を倒す、というシチュエーションが大好物なんですよね。ワクワクしてくださったようで、書いた甲斐がありました!

  • 以前からフォローさせて頂いており、企画に参加したのをきっかけに読みました!

    非常に分かりやすく、難しい言葉は少ないのに単調では無い、事細かに書いてないのにすっと思い浮かぶ情景。感服致しました。プロレベルと自称するのは、自信過剰では無かったようです。

    ストーリー自体も面白く、詳しい身の上の説明が無いにも関わらず自然と深みのある設定になっています。

    最後の雨が止んで黒い影が消える所の描写は、戦闘シーンという映像を至近距離で捉えておいて、雨が止むという次の場面では引きの映像に切り替わる。そんな風に私は捉えて、そのスピード感というか、遠近感のギャップに感動を覚えました。更に追い討ちとばかりに、子供の一件。本当に凄いです!

    ゆっくりで申し訳ないですが、読ませて頂きます。

    私事ですが今年の4月から小説を書き始めたので、しっかりと参考にさせて頂きます!



    作者からの返信

    感想コメント励みになります! 小説ではなく漫画を読む感覚で読める文章を心掛けているので、試みは成功しているようで安心しました。
    真昼さんは今年の4月から書き始めたにしては、かなりお上手だと思いますね。実は僕も書き始めたのは2017年の10月からで、執筆歴はまだ3年半年とあまり古参ではないのです。それでも書けば書くほど上達していくのが自覚できるのが、小説執筆の醍醐味ですね。お互いに頑張りましょう!