そらを愛する人

作者 白珠ゆうり

60

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★★★ Excellent!!!

何処にでもありきたりな出逢い。「そら」に憧れて「そら」を切り取る事に夢中になる蒼空と「そら」の美しさを伝えた奏多の甘い甘いラブストーリー。
でも、そんな二人を引き裂いたのも「そら」だった。
ほんの一つのすれ違いから始まった出来事の結末はあまりにも悲しい。
でも、それでも相手の幸せを祈り続ける事は、心美しいものだと改めて思い知らされる作品です。

★★★ Excellent!!!

最後まで読み終えた後の、なんとも言えない気持ち。

必ずしも恋が結ばれるだけが、青春ではないのだと。
恋が叶うなら、えてしてそれは散る事もある。
そんな美しくも儚い日常に、彼らは青春しているのだ。

その青春の1ページを写し取る事ができたなら、それはどんなに美しいものだろう。
この作品はその1ページを描写してくれている。

★★★ Excellent!!!

好き過ぎるものを読むと語彙力が崩壊します……。
ニャーで許して下さい。
最後の二話ね、お互いの気持ち、後悔、想い、全てが切ない。
この二人がまた出会ったらどうなってしまうのか。きっとあの頃のようにはならないと思うけど、それでも笑顔で笑いあえるような関係なら素敵だなと思います。
うぅ……、ニャー!!
やはり大好きな物語なので猫が!
クソレビュー失礼しました!

★★★ Excellent!!!

 甘酸っぱくてちょっと切ない物語が、爽やかさが漂う文面で綴られ、夏の空と、風を感じるような、青春という言葉に相応しい雰囲気が文体から醸し出され、詩のようでもあります。

 写真をきっかけに距離が縮まる二人。そして写真をきっかけに……。

 読んでる自分もカメラが趣味なので、空の変化の、その一瞬を見逃したくなくて、と言う気持ちもわかってしまうので、どちらの味方もできないというもどかしさもまた、青春の1ページらしいというか。 

 雰囲気の良い作品でした。最後が切なくて、読後感が後を引く感じです。
 
 青春の思い出は思い出のままで、苦い経験や淡い後悔を幻影のように微かに残すのがお好みなら本編のみ、どんな結果であっても、過去のすべてに決着と結論を付けたい人は番外編も読む感じが良いと思います。

★★★ Excellent!!!

写真部で出会った奏多と蒼空。
第一印象は最悪で、でも一緒にいるうちに二人はお互いに意識し合うようになっていくーー

初めて人を好きになるという想いにとまどい、翻弄される高校生ならではの甘酸っぱい感情が丁寧に描写されています。読んでいるうちに胸がくすぐったくなって思わずニヤニヤしてしまうこと間違いなし。

特に奏多が蒼空に告白されるシーンは必見です!
主人公奏多の視点で語られる一人称小説ですが、告白する側である蒼空の感情がヒシヒシと伝わってきて、切ない感情にこちらも胸を打たれます。

ラストを読めば、ああそういうことだったのかと驚きもあり。

最初から最後まで、一部の隙もなく完成された物語です。
青春をもう一度体感したいあなた、読まないと損ですよ。

★★★ Excellent!!!

写真から始まる若き青春の一幕。
ん~、心がくすぐられつねられ、コーヒーにミルクを垂らしてかき回した様な混ざり具合。
しかし学生の恋愛とは、こんな形なのかもしれません。
決して甘いだけではない、春の階段を上り続けるかと思えば幕引きはあっさりとしたものに。
だからこそ、この物語は私の心に印象深く残ったのでしょう。